1998年に放送された大ヒットドラマ「GTO」。
主人公の鬼塚英吉を演じた反町隆史と冬月あずさを演じた松嶋菜々子がこのドラマの共演をきっかけに後に結婚した事でも話題となったが、ドラマ内で四半世紀後の現在を予測している部分があり、とても面白いないと感じた。
四半世紀前に現在の景気を予想していたドラマGTO!
日本経済は1991年にバブルが崩壊し、不景気へと転換していった。
実際に生活に影響が及ぶのは数年後になってくるが、1998年は不景気の真っ只中であった。
そんなタイミングで放送されたドラマで、将来の日本を予想していたのでとても興味深い。
@nanaxaw 未来が見えていた菊池くん#GTO#1998年放送#消費税#10パーセント#年金#政治
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キーワードで上げると「年金崩壊」「消費税10%」「銀行破綻」が出てくる。
「年金崩壊」は景気動向だけでなく人口動態も絡んでくる話。
日本が少子高齢化に向かっている事は当時から既に分かっていた事であるが、ドラマでは日本政府は何の解決策も持っていない事を示唆していたのだろう。
冬月あずさを演じた松嶋菜々子は実年齢と同じ25歳という設定になっている。
年金受給開始の65歳となるのは2036年であるが、その時に年金制度がどれだけ維持されているか不安でしかない。
年金制度が無くなる事はないかもしれないが、間違いなくコツコツと改悪されていく事だろう。
年金受給開始年齢も引き上げられる可能性があるはずだ。
1989年(平成元年)に3%で導入された消費税。
その後、GTOの放送前年の1997年に消費税は5%へと増税されている。
そして、2014年8%に、2019年10%へと引き上げられた。
冬月あずさ(松嶋菜々子)が46歳の時に消費税10%となり、GTOでの予想より20年も早かった。
1997年には山一證券が破綻してとても大きなニュースとなった。
山一証券の破綻が不景気を象徴する大きな出来事であったが、当時は多くの銀行や信用金庫も破綻をしている。
ペイオフ凍結期間中(平成8年6月~平成14年3月末)の破綻金融機関
1998年当時から、お金の在り方について考えなければならないとこうしたドラマからも学ぶことが出来たようだ。
金融教育が行われない日本とよく言うが、ヒントは色々なところに隠れていると思う。
ちょうど四半世紀前に放送されていたドラマ「GTO」は今の日本の経済や金融を予言していた。
人口動態など予言できるだけのデータがあったと言える。
では、今から25年後の2048年の日本はどうなっていると思われるだろうか?
人口減少・少子高齢化進行中の日本は2056年には人口が1億人を割り込むと予想されている。
そうした状況で年金制度を維持するのは難しいだろうし、消費税も10%では財政をやりくりできないだろう。
今でも超低金利の日本国債の買い手としてくらいしか役割を果たしていない金融業界も、将来的に何行生き延びているのかは予想できない。
こうした環境の日本で資産を保全していくのは難しいと思わないだろうか?
思うのならば資産保全策を真剣に考えるべきである。
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