香港籍の金融商品を信託会社などを挟んで渡航せずに契約する方法はお勧めできるのか?

生命保険

香港籍の金融商品は、香港内でしか契約ができない。

日本に居住していれば香港に渡航する事になるのだが、香港に行かずとも信託会社を間に挟む事により渡航せずとも契約できると説明している人がいるらしい。

この方法はお勧めできるのだろうか?

日本から一番近いオフショア:香港に行く時間やお金を惜しむ理由があるとは思えない!

香港籍の金融商品、今一番契約が多いのが生命保険・養老保険なのかもしれない。

と言うのも、香港籍の積立年金プランでお勧めできるような優良な商品が見当たらないからだ。

生命保険や養老保険であれば、日本国内で販売されている商品よりも何倍も価値があると判断できる商品が香港にはある。

こうした商品の契約も香港への渡航が必要だが、「間に信託会社を挟んで、香港に渡航せずとも契約できると聞いたんですが、どう思いますか?」という質問を受けた。

技術的には可能なようだ。

だが、”日本居住の日本人が契約できないような商品であり、こうしたスキームを利用しなければ契約できない”、”こうしたスキームを利用してまで契約したい商品”などと言った理由があるなら分かるが、普通に渡航するだけで契約できるものをわざわざ複雑にする理由が分からない。

契約後、半年から1年後に名義を個人に移すという話のようだが、仮にこの間に亡くなってしまったらどうするのだろうか?

死亡保障の受け取りに時間とお金、そして手間がものすごくかかる事になる。

そもそも、間に人や会社を挟むとそこにもフィーが発生するはずなので、渡航費を浮かせるという費用的なメリットはそれほど感じない。

費用以外に考えられるとしたら時間だろうか?

日本から一番近いと言われている香港、平日でなければ金融商品の契約を行う事はできないが、現地IFA(正規代理店)の担当者と話をしたり、顔合わせをしておくと、先々のサポートも安心になるはずだ。

また、HSBC香港の口座開設にも是非チャレンジしてほしい。

口座開設を含めても、香港滞在1日あれば大丈夫。

費用・時間、どちらの面から考えても、香港籍の金融商品は香港に渡航し直接的に契約すべきである。

往路・復路ともに深夜便を利用して、0泊3日の弾丸ツアーで香港に行っている人もいる。

それだけの価値がある話なのだ。

もちろん、もう少し余裕があれば、夜景・食事・ショッピングと香港を満喫する事をお勧めしたい。

(2018年以降、日本人が渡航しての契約は出来なくなっている。
その為、信託会社を設定しての契約しかできない。)

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