投資と投機。人材投資で考えてみるとわかりやすいのでは?

企業

投資と投機。

わかるようでわからない差だと思う。

企業の人材採用で考えればわかりやすいのではないだろうか?

人材アセスメントと人材派遣活用

企業が人材を採用する方法は大きく2つに分けられると思う。

一つは人事部が持つ経験やノウハウを基に独自で新人や中途で人材を採用する方法。

もう一つは派遣に見られる外部人材会社の活用だ。

前者は人事部が時間とお金を掛けて人材を吟味し、採用に繋げる。

最初に投下するお金は大きいが、その分、企業が欲する人材を獲得できる可能性が高い。

企業風土に合わない人材を採用するリスクは減少できる。

一方の派遣会社活用は来てみなければどんな人材かわからない。

採用に掛ける時間とお金は減らせるかもしれないが、その分、期待通りの人材が来る確率は低い。

事前にどれだけ時間とお金を掛けられるかで、期待通りの人材が来るかが決まる。

逆にほとんど考えなければどんな人材が来るか予想もつかない。

既におわかりのように、前者が投資、後者が投機といえるだろう。

採用は一つの例であり、もちろん独自採用と派遣採用で求める人材像も異なるだろうが、投資と投機を区別する好例だと思う。

企業の人材は会社のためにリターンをいかに出すかを求められる。

採用や教育にはお金が必要であり、そこからリターンを求めるので一つの投資と考えられ、実際に「人材投資」と呼ばれている。

誰かの話になんとなく乗る前に

ありがちな話で、「信頼おける●●さんが言っていたから」と安易に投資を始めてしまうケースがある。

投機の一例だが、この場合、仮に投資と考えても投資先は●●さんへの信頼度に対してだ。

話していた通りの結果となれば、信頼度が更に上がり、逆であれば信頼度は一気に落ちる。

「投資」する際には、それなりにきっちり吟味して行動に起こしてほしい。

投資は自己責任で!

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