インベスターズトラスト社エボリューションの手数料の正しい理解!厳密には時価総額ではなくユニット数がベースとなる!RL360°やFPIより手数料が安い訳ではない!

オフショア

ケイマン島籍のインベスターズトラスト社の積立投資商品エボリューション。

証券発行地はケイマン諸島だけでなくマレーシアのラブアン島や米国自治領のプエルトリコもあり、日本居住の日本人の場合はプエルトリコが証券発行地となっている。

そんなインベスターズトラストは海外積立・オフショア積立と呼ばれる金融商品を発行していて日本人にも人気だが、他社とは異なる手数料体系を取っている。

他社とは異なる手数料体系なのだが、他社と比較して手数料が高かったり安かったりする訳ではない。

Investors Trust社Evolutionの手数料は初期口座期間中に決定されたユニット数がベースになる!

インベスターズトラスト社のエボリューションには「プラン手数料:毎月7USD」、「資産管理手数料:毎月ファンド残高の0.125%」といった毎月固定で掛かる手数料があるが、これはRL360°などの他の海外オフショア籍の保険会社が提供する積立投資商品とほぼ同等の数字となっている。

だが、年間管理料と言われる手数料が他のオフショア投資商品とは異なったシステムであり、この手数料を勘違いしている人が多いようだ。

契約者が勘違いしていると言うか、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店でも勘違いしているケースがあり、契約上は不要な存在である紹介者や仲介会社が正しく理解しているケースは稀である。

RL360°などの一般的な海外オフショア籍の積立投資商品は初期口座の時価総額に対して、毎月0.5%(年間6%)が徴収される。

25年契約であれば2年間が初期口座となり、初期口座だけから6%が引かれるので契約期間が長ければ長いほど、徐々に手数料が割安になっていく。

一方、インベスターズトラスト社のエボリューションは少々難しい手数料体系になっている。

初期口座(25年契約で23.88ヶ月)時点で所有しているファンド数を確定する。

ファンド数=ユニット数となっていて、このユニット数を基準として年1回の基準日にユニット数×ファンド価格に対して手数料が徴収される。

手数料は10年目までは1.9%、11年目以降は0.35%。

23.88ヶ月≒2年であるが、3年目以降は年数に比例してユニット数が増えていく。

23.88ヶ月目に確定したユニット数が60であれば、3年目は90ユニット、4年目は120ユニットとなる。

とても難しく感じると思うが、時価総額の算定タイミングや手数料割合がRL360°と異なっているだけと考えれば良いと思う。

 

多くの人がInvestors Trust社のEVOLUTIONは積立総額に対して手数料が決定すると勘違いしているようだが、実はそうではない。

説明を簡略化する為だけにそのような説明をするなら良いが、本質が分かっていなければ問題である。

そして、色々とシミュレーションしてみると、RL360°よりも手数料が安くなる訳ではなく、ほぼ同等。

ただし、手数料徴収タイミングがRL360°は毎月に対してEVOLUTIONは年1回となっている。

RL360°の方が、手数料が平均化されるので多少ではあるがリスクは軽減できると考えられる。

Investors TrustのEVOLUTIONとRL360°のQuantum、日本人が契約できる数少ない積立投資商品であるが、手数料にそれほど変わりがある訳ではない。

Investors Trust Evolutionを契約させたい紹介者や仲介会社は、事実を知ってか知らずかInvestors Trustの方がRL360°よりも手数料が安いと営業トークをして契約をさせようとしているが、事実は異なる。

Investors TrustがRL360°よりも劣っている訳ではないのだが、知識がなく、存在的にも意味がない紹介者や仲介会社の話を聞くべきではない。

Investors TrustとRL360°が提供する積立投資商品、どちらが自分に合っているのかが気になる人は、Investors TrustとRL360°の両方の取り扱いがある正規代理店に聞いてみればよい。

ポイントは紹介者や仲介会社ではなく、IFAと呼ばれる正規代理店に直接聞いてみることにある。

 

⇒ ご質問やご相談等はこちらから。

 

Investors Trustなどの海外オフショア籍の保険会社はIFA=正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっており、紹介者や仲介会社は不要な存在!

Investors Trustなど海外オフショア籍の積立投資商品はファンド運用によってリターンを得ていくものであるが、投資先の分散だけでなく、ドルコスト平均法による時間の分散や日本から海外に資産を移せる場所の分散など、その効果はとても大きい。

特に日本人にとっては力が弱くなっている日本円を国境を越えた先に持っていけるので、資産保全方法としても有用である。

契約から拠出金の引き落としまで、これらの事を日本にいながら実行できる点は価値がある。

ただし、商品概要を理解していなければ、先々ストレスになる事も少なくない。

Investors Trustを知るきっかけが友人や知人の紹介であったり、どこかの誰かが開催しているセミナーや勉強会である事が多いようだ。

それはそれで良いとして、そうした人たちを通して契約をしては絶対にならない。

このコンテンツで説明してるように、手数料の理解を含めて紹介概要の知識がとても乏しい。

契約が取れればそれで良しと思っている人がほとんどなので、話を盛った営業トークを展開して、何とか客にしようと奮起するが、アフターサポートは杜撰になる傾向にあり、契約後に後悔する人が少なくない。

Investors Trust自体は契約に値する問題のない保険会社なのだが、紹介概要を間違えて把握していたり、サポートが受けられない状態になれば悲しい思いをするだけだ。

そもそも、日本には金融商品取引法と言う法律があり、これによれば、日本の金融庁に登録されていない金融商品の勧誘や営業、契約などの取引行為は禁止されている。

紹介者や仲介会社の立場で活動すると金融商品取引法に抵触する。

商品概要が乏しいだけでなく、法的にも問題がある人とは距離を取るべきであり、個人情報などを提供すべきでもない。

金融商品取引法は販売側を規制しているだけであり、日本の金融庁に登録されていない金融商品を契約する事自体は法的に何ら問題はない。

ただし、金融商品取引法の観点から日本国内にはその正規代理店は存在しない。

海外にある正規代理店に連絡する事になるが、この正規代理店がIFAと呼ばれている。

海外にある正規代理店=IFAと言えど日本人スタッフがいるところもあるので、そうしたIFAを選択すれば日本語で会話ができる。

今はZOOMなどのウェブ会議システムがあるので、日本にいながら海外のIFAスタッフと会話ができ、契約自体も日本にいながら完結できるようになっていて、毎月の積立金の引き落としもクレジットカードに対応しているので日本にいながら全てが完結できるようになっている。

 

ポイントは正規代理店=IFAの選定に尽きる。

日本人スタッフがいるIFAで、手数料体系などの商品概要に詳しいIFAを選ばなければならない。

そして、契約時はもちろんだが、満期までのアフターサポートを自社で責任持って対応してくれるIFAを選定する必要がある。

日本で紹介者や仲介会社が節操なく活動しているのは、IFAが責務を果たす事なく紹介者や仲介会社に業務を丸投げしているからだ。

そうした紹介者や仲介会社に近付くべきではないし、そもそもそうした体制にしているIFAは避けなければならない。

IFAは総合代理店としての役割も担っている。

Investors Trustを始めとして、多くの保険会社と提携しているIFAであれば選択できる商品も増えてくるし、IFAの知識も広くて深くなるのでお勧めできるIFAとなってくる。

今回説明したようなIFAに直接連絡をしてみて、ご自身の予算や考えなどを伝えることによって、自身に合致したプランを案内してもらえる。

そして、その商品の手数料などの商品概要も正しく伝えてくれるので、納得して契約でき、契約後も直接サポートを受けられるので安心できるはずである。

 

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