香港西九龍から深圳福田まで広深港高速鉄道に乗ってみた!MTRと料金や利便性を比較したまとめ!

香港

2018年9月23日に広深港高速鉄道の福田(中国・深圳) – 西九龍(香港)間が開業となった。

この区間を14分で結ぶ高速鉄道に乗ったみたのでレポートしてみたい。

香港から深圳へ広深港高速鉄道に乗って行ってみた!

広深港高速鉄道、広州、深圳、香港から一文字ずつ取った名称だと思うが、既に広州~深圳間は開業していた。

2018年9月に深圳―香港間が開業となり、中国・香港のイミグレを挟む高速船の開通となったのだ。

香港側の駅である西九龍駅、2018年10月10日現在、Google Mapで検索するとバスターミナルは表示されるが駅自体は出てこない。

エアポートエクスプレスの九龍駅やMTR(地下鉄)の柯士甸駅に隣接されており、尖沙咀駅からも何とか徒歩で歩ける距離にある。

駅には自動券売機があるのだが、最後に香港IDを求められるようで、海外居住者は自動券売機では購入できない。

窓口はご覧の行列。

窓口は短距離・長距離で分かれている。

広州南までが短距離だが福田行きも多く、福田―西九龍の往復運転をする電車が多いようだ。

それでも約1時間後まではSales Closedとなっていた。

出来たばかりで大人気?

西九龍―福田間の料金は、ビジネスクラス234HKD、ファーストクラス125HKD、セカンドクラス78HKDとなっている。

クレジットカードやオクトパスに加えてGoogle PayやApple Payでも支払いも可能。

また、香港ドルだけでなく人民元での支払いにも対応している。

前月のレートで人民元の価格が決定するようだ。

約20分待って購入完了。

予約受取の窓口もあり、インターネットで購入しておけば行列に並ぶ事無く便利だなと感じた。

https://www.ticketing.highspeed.mtr.com.hk/its/?lang=en

約1時間後のセカンドクラスのチケットを購入。

切符にはパスポートナンバーと名前が入力されている。

入出国手続きがあるので、45分前までにはプラットフォームに向かって動き出してくださいと言われる。

香港の出国手続き⇒中国の入国手続きとなるのだが、この両方が西九龍駅で行われる。

1国2制度の中国と香港の関係性にあって、香港領域内で中国の入国審査を行うのはどうなんだという問題があるようだ。

香港の出国手続き、中国の入国手続きを合わせて約30分でクリアし、高速鉄道のプラットフォームへ。

だが、まだ中には入れなかった。

電車が来ていないようだ。

出発約15分前に改札が空き、プラットフォームへと向かった。

高速鉄道、新幹線ではなく特急である。

セカンドクラスも全席指定。

3列,2列の配列であった。

ファーストクラスを覗いてみたら2列,2列となっていた。

ビジネスクラスの配列は不明である。

乗車時間は14分、セカンドクラスで十分である。

窓口で1時間後までは購入できないようになっていたが、満席になっている訳ではない。

定刻で出発!と思っていたのだが、なんと定刻の2,3分前に電車が動き出した。

改札で人数を確認しているのだろうが、ちょっと驚いた。

電車が動き出し、車窓の景色を楽しもうと思っていたのだが、福田までの間、一瞬だけ外に出たが、それ以外は全て地下であった。

一瞬外に出たのは国境を流れている川の部分だろうか?

一瞬の事だから分からない。

FacebookやLINEをしていると新しい情報が表示されなくなるので中国に入った事に気付かされる。

車内には日本の新幹線のように電光掲示板が付いていて、そこに速度が表示されるのだが、私が見たところ最高速度は186km/hであった。

西九龍-福田間は36kmの距離しかないので、もう少し長距離区間となれば最高速度は上がるのかもしれない。

香港から深圳に鉄道で行くのは広深港高速鉄道とMTR、どっちがお勧め?

西九龍―深圳福田の高速鉄道の14分の旅、チケット購入時間やイミグレを含めると1時間半くらいとなる。

チケットを予約しておけば1時間くらいだろうか?

MTRで紅磡から羅湖に行くのは約45分。

そこからイミグレを抜けるのを考えても約1時間。

高速鉄道でもMTRでもそれほど時間は変わらないので、国境付近に行くのか、深圳の内部に行くのかで、どちらを選択するかは変わってくるのかなと思う。

料金を比較してみると以下の通りとなる。

【高速鉄道:西九龍―福田】

ビジネスクラス ファーストクラス セカンドクラス
HKD234 HKD125 HKD78

【MTR;紅磡-羅湖(オクトパス利用)】

ファーストクラス 普通
HKD78.4 HKD39.2

高速鉄道のセカンドクラスとMTRのファーストクラスが同等の料金となっているが、MTRのファーストクラスといっても自由席。

同じ料金なら高速鉄道のセカンドクラスのが良いが、MTRの普通で行くのが一番安上がりとなる。

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