香港の保険商品のシミュレーションは香港のIFA(Independent Financial Adviser)で出してもらう事ができる。
シミュレーションの数字を見ると長期的に資産価値が上がっていく事がイメージできるが、それはあくまでシミュレーションであって実績値はどうなの?と疑問に思う人がいるかもしれない。
香港の保険会社の実績値はシミュレーションに対する履行率≒達成率として毎年公表されている。
香港の保険会社の実績値は”Fulfillment Ratio”として公式サイトで公表されている!
日本の保険会社は、契約前に予定利率として算出したシミュレーションを公表している。
この予定利率は手数料引き前の数字であったりして、実態としては予定利率として出ている数字のように資産が増えていく訳ではない。
一方、香港の保険会社の場合は手数料引き後の数字であり、かつ過去の実績値から算出されるシミュレーションであるので、シミュレーションに近い形で運用される事が多い。

それでも、あくまでシミュレーションであるので実際にはどうなっているのかを知りたい人もいると思う。
香港の保険会社は、各社の公式サイトで”Fulfillment Ratio”と言うのを公表している。
Fulfillment Ratioは直訳すると履行率、達成率となるので実績値と言える。
香港の保険業を管理監督しているのは「香港保険業監管局」と言う機関になるのだが、その香港保険業監管局の公式サイトで各社のFulfillment Ratioへのリンク先がまとめられているので、そこから気になる保険会社のサイトに飛んで数字を確認すれば良いと思う。
⇒ List of Insurers’ Websites on the Fulfillment Ratio
この数字は正直言って見辛い。
それは何故なら、あくまで履行率・達成率なのでシミュレーションに対して何%の出来であったかを示すものであるからだ。
なので、シミュレーションがないと理解し辛いと思う。
実際に契約を考えている人は香港のIFAに連絡してシミュレーションをしてもらったり、過去の履行率・達成率について聞いてみてもらうのが一番良い方法と言える。
(契約を考えていない状況で数字だけを聞こうとすると嫌がられるのは間違いない。)
香港保険業監管局の下、履行率・達成率を公表しているので、実績・結果の伴わないシミュレーションを出す訳にはいかない。
なので、香港の保険会社のシミュ―レーションはそれほど実績値と乖離する数字とはならないケースが多いのだ。
2022年の世界的な金利上昇により、香港の保険会社の商品で利回り7%程度でシミュレーションされているプランもある。
そうした商品で複利運用していくと、将来的に資産価値はとても大きくなっていく。

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