承継と継承?言葉の使い分けはさておき、次世代に事業や資産を受け継げるようにしておこう!

金融知識・金融教育

承継と継承、この言葉の使い分けはご存じだろうか?

言葉の使い分け以上に、事業や資産をどのように次世代に引き継いでいく事の方が重要だ。

法律用語的には承継!

先週書いたコンテンツで、この2つの言葉についての質問があった。

10月第3日曜日は孫の日!資産を三代に亘って上手く資産承継する為には…贈与や遺産相続について考える日にしよう!
10月の第3日曜日は孫の日。日本百貨店協会が制定した記念日なのでプレゼントを百貨店で買ってもらおうという意図があるはずだ。物をあげるのも良いが、将来を見据えてお孫さんに如何に資産を遺すかについて考えてみる機会にしてみてはどうだろうか?

この中で、私は承継という言葉を使ったのだが、継承ではないんですか?と聞かれた。

辞書を調べてみると、

承継:前の代からのものを受け継ぐこと。継承。

継承:前代の人の身分・仕事・財産などを受け継ぐこと。承継。

となっている。

承継を調べると継承と書かれていて、継承と調べると承継と書かれている。

言ってみれば、どちらも同じ意味として使われているのだが法律的には「承継」が使われるそうだ。

金融機関や士業の公式サイトを見ると、承継が使われている。

だが、ご指摘があったように一般的には継承が使われる事の方が多いように感じる。

問題なのは、言葉の意味よりも実際にしっかりと事業や資産を引き継いでいけるかどうか中身の方である。

日本では事業での跡継ぎがいないと問題になっているようだが、家の跡継ぎは常に問題になっていると感じる。

その時に資産承継が上手くいかないと揉めるケースが多い。

お金の話をするのを嫌う日本人が多いが、嫌うが故に問題になってしまうはず。

一番いいのは生前から資産継承をどのようにするかをしっかりと考えておく事だと思う。

エンディングノートも普及しているが、その中に資産継承も含まれているはずだ。

ただし、何も考えずそのまま資産を継承すると多額の税金がかかる事になる。

また、生前早いうちから日本の金融機関・金融商品を利用してもお金が増える事はほとんどない。

資産継承をしっかりとしたいのであれば、海外の金融商品に目を向けてみると良いと思うが、そう考える人は残念ながら少ないようだ。

だが、知っている人は知っている。

そして、活用している人は活用しているのだ。

☆ご質問等はこちらから。

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