毎月29日は肉の日であり、特に8月29日は語呂に合わせて馬肉の日となっているようだ。
残暑が続いているが、暑い夏を乗り切る為にお肉を食べてスタミナをつける事は重要だ。
お肉の話はさておき、日本の歴史を振り返っていくと、8月29日は日本初の流通貨幣である「和同開珎」が発行された日となっている。
日本は流通貨幣の歴史が長い国!だからこそ現金至上主義な人が多いのだろうか?
日本最古の流通貨幣と言われる和同開珎が発行されたのは、今から1300年以上も前の西暦708年8月29日(和銅元年8月10日)。
よくこれほど古いデータが残っているものだなと思うのだが、「続日本紀」に書かれているそうだ。
こうした記録が残されている事も驚きだが、当時から銅を鋳造して硬貨を作る技術があったことにもビックリする。
それ以前にも無文銀銭や富本銭という貨幣があったようだが、広く流通したという記録がない為に、和同開珎が日本で初めて流通した貨幣となっている。
世界に目を向けてみると、紀元前670年頃にアナトリア半島のリュディアで発明されたエレクトロン貨が世界最古の鋳造貨幣と言われているようだ。
アジア西岸に栄えたリディア王国で作られた貨幣のようだが、リディア王国自体は紀元前546年にペルシア軍に攻撃されて国としての歴史を閉じている。
現存する国での流通した硬貨と言えば、日本の和同開珎に勝るものはないのかもしれない。
そもそも、日本ほど国の歴史が長い国はない。
21世紀に入り、貨幣の在り方は大きく変わっている。
インターネットバンキングやキャッシュレスなどが一般化し、デジタル化も進んでいる。
また、一極集中で日本円だけを持つ事はリスクとなる。
特に日本の場合、経済状況や人口動態を考えれば、単なるリスクでなくとても大きなリスクと言える。
だが、現金至上主義・貯金第一主義な日本人はとても多い。
それはもしかしたら、1300年以上前に流通貨幣が作られたという日本人のプライドがDNAに残っているからなのかもしれない。
そのDNAは書き換えなければ、資産を守っていく事はできないだろう。
2024年7月3日に新紙幣が発行されたが、それに伴って自動販売機や券売機を変更する予算に苦しむ店が増えている。
そして、機器を変更せずにキャッシュレス化としてお店も多いと聞く。
新紙幣発行は日本政府がキャッシュレス化を推し進めようとしたのかもしれない。
新一万円札のには渋沢栄一、新五千円札の津田梅子、新千円札の北里柴三郎、これら3つの紙幣が日本最後の紙幣になったりするのだろうか!?
☆ご質問やご相談等はこちらから。
コメント