海外オフショアの金融商品は優れていると言う。
国内生保は早く死なないと損をすると言う。
その違いをまとめてみた。
国内・海外の生命保険の違いとは?
国内の生命保険を比較してもそれほど差はないと思う。
その中でどの生命保険が良いかと悩む人もいれば、視野を広げて海外の生命保険はどうなんだろうか?と考える人もいるようだ。
海外の生命保険は日本の生命保険とは全く異なっている。
オフショア金融センターである「香港」で提供されている保険と日本国内の保険でその違いを見ていきたいと思う。
◆利回りが違う!
日本の生命保険は利回りが低い。
1%にも満たない数字になっているが、これは日本国債を握らされているからである。
日本は1,000兆円を超えている借金があり、日本国債を発行してその負債を補っているが、この国債を誰が購入しているかと言えば、日本国内の銀行や生命保険である。
日本国債の金利は著しく低いため、生命保険に限らず日本の金融商品は利回りが低くならざるを得ない。
横並びに比較した時、差が出ないのはこの為である。
(日本国債購入分以外の利回りが良いかと言えば、それはそれで疑問でもある。)
香港など海外の生命保険会社は日本国債を購入する必要もなく、利回り良く安定した債券などを活用して上手く運用している。
その為、4%程度の利回りで安定して運用できている。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!)
◆香港の生命保険は死亡保障や解約返戻金が上昇していく!
日本の生命保険は契約時に決定した死亡保障や解約返戻金が変わる事はない。
満期が近づくにつれ支払い保険料と死亡保障額の差は小さくなっていくので、早く死ななければ損をすると揶揄されてしまう。
また、解約返戻金は満期が近づいた頃にようやく支払い保険料を超えるように設計がされている。
これらは数字上の話であり、日本円の価値が減少していったら実質的な価値は目減りしていく。
今の日本円の価値と将来の日本円の価値は異なるので、契約時に設定した死亡保障額がそのままの金額の価値をなしているとは限らない。
例えば、死亡保障3,000万円で設計した時、今の3,000万円の価値と将来の3,000万円の価値は異なる。
資産価値が下がるリスクを伴っているのだ。
一方、香港の生命保険は運用によって死亡保障額や解約返戻金が上昇していくシステムになっている。
死亡保障額が上昇していくので、物価上昇にもしっかりと対応できている。
また、解約返戻金が支払保険料を超えるのも10~15年程度となることが多く、貯蓄性も高くなっている。
国内の生命保険は早く死ななければ意味がないというが、香港の生命保険は長く生きれば生きるほど得をするシステムになっている。
◆引き出しなど商品の自由度が違い!
香港の貯蓄型生命保険は、一部引き出しができるようになっている。
解約返戻金が上昇していくと書いたが、一部引き出しができるので、運用しながら死亡保障額を残しながら年金のように受け取る事もできるのだ。
日本の生命保険でも「契約者貸付」、「生命保険貸付」と呼ばれる制度で引き出しができるもののあるようだ、あくまで貸付なので返済しなくてはならない。
日本の生命保険ははっきり言って加入する必要・価値がない。
その比較となるべき海外の生命保険の情報が出回っていないのは、金融商品取引法によって日本の金融庁に認可されていない商品の営業や勧誘が禁止されているからである。
これは、生命保険など海外の金融商品の情報が自由に知れるようになったら日本の金融機関が破綻してしまう事を恐れて法律化されている。
この部分を考えるだけでも、日本の生命保険は過保護に守られているだけで実力が無いことが分かる。
政府にとっては日本国債を購入させる大事な上客なので、しっかりと守ってあげる必要があるのだろうが、中身はチープなそうした保険にわざわざ乗り込む必要性は全くない。
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