ロシア、セルビア、タイetcのIFA?その国や地域はオフショア金融センターですか?

オフショア

海外の保険会社が提供する保険商品や年金プランなどは海外にあるIFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれる正規代理店を通して契約を行い、サポートもIFAから受ける事になっている。

日本人の場合、日本から一番近いオフショア金融センターである香港のIFAを通して契約している人が最も多いと思われる。

IFAはオフショア金融センターの国や地域を選ぶべし!

海外投資はオフショア金融センターにあるIFAと契約すべきであるが、オフショアって何?オフショア金融センターとは何?という人については以下のコンテンツを参照してもらいたい。

オフショア投資ってどんな意味?タックスヘイブンとはどう違う?
ひと昔前に比べて一般的な用語になってきた「オフショア投資」。実際にはどんな意味があるのだろうか?ほぼ同義語で使われる事が多い「タックスヘイブン」とは同じ意味?それとも全く違う事を指す言葉なのだろうか?
オフショア金融センターとは!日本人が活用しやすいのは香港!
オフショア金融センターとはどのような定義なのかを知らべてみた。自国の人口や経済規模に比例しないほど”不釣り合いな規模”で非居住者に対する金融サービスを提供する国がオフショア金融センターと呼ばれているのだ。

具体的に以下の国や地域がオフショア金融センターと言われている。

アジア
香港、シンガポール、ラブアン島
ヨーロッパ
マン島、スイス、モナコ、ルクセンブルグ、リヒテンシュタイン、ジブラルタル、アンドラ、ダブリン、オルダニー島、ガンジー島、ジャージー島、マディラ島
カリブ海・中央アメリカ
ケイマン諸島、ヴァージン諸島、アルバ島、アングイラ島、アンディグア、カイコス諸島、アンティル諸島、タークス諸島、バハマ、バルバトス、モントセトラ島、ネピス、パナマ、ベリーズ、バミューダ諸島、
中近東・地中海
ドバイ、バーレーン、キブロス島、マルタ島
オセアニア
クック諸島、西サモア、バヌアツ

こうした国や地域の中で、IFAは以下の条件で選ぶことがポイントである。

◆実際に渡航できる距離にある国や地域にある事
◆その国や地域の金融当局に登録されている事
◆その国や地域、そして日本の法律に詳しい事
◆金融商品の知識に長けている事
◆直接サポートしてくれる事

だが、最近はロシアやセルビアなど良く分からない国のIFAと名乗る会社や、そうした会社を紹介する人物がいるようだ。

金融立国という意味ではマイナー過ぎる。

ロシアは元々社会主義国であるし、セルビアは2006年に独立した新しい国。

経済が安定しているとは言い難く、自分の大事なお金を預ける事はできないはずだ。

渡航する事自体も簡単ではない国々である。

また、一昔前から何故かタイを拠点にしているIFAもあったりする。

アジアであれば香港やシンガポールを拠点にすべきと思うが、そうした国や地域で活動できない会社がタイを選択するケースがあるようだが、その時点で疑問である。

こうした、オフショア金融センターではない国や地域で海外投資を行うとリスクが高いので全くお勧めできない。

 

日本人を含めて、海外の人を受け入れるだけの法整備が整っている訳ではなく、特に日本人・日本居住者と言う観点でいえば、受け入れ体制や受け入れ環境が整備されているとは言え難い。

日本から最も近いオフショア金融センターである香港は、長く金融立国として成り立っているので法整備が整っている。

また、日本人を含め多くの海外居住者を受け入れてきた事から、日本人にとっても安心できる地域と言える。

(とは言え、香港であってもどのIFAを選ぶかは最重要!)

もちろん、日本もオフショア金融センターではない。

日本国内で紹介者を挟んで契約する人がいるようだが、オフショア金融センターではない日本に住む日本人を間に挟むこともリスクである。

間に入っている紹介者などは商品知識が乏しく、いつまでアフターサポートを行ってくれるか分からない。

現に、紹介者と連絡が取れなくなったと悩む人もいたりする。

海外オフショア投資に興味がある方は、オフショア金融センターにあるIFAに直接連絡して契約し、直接IFAからサポートを受けられる体制になっていなくてはならないのだ!

 

⇒ ご質問やご相談、オフショア投資の正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。

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