オフショア積立投資Savings Plan(セービングスプラン)でお勧めの商品はどれですか?と聞かれる事があるが、お勧めの筆頭となるのはマン島籍のRL360°が提供しているRegular Savings Plan(RSP)と言える。
日本人の契約を受け付けているオフショア積立投資商品のプロバイダーで最も歴史があるのがRL360°
日本居住の日本人が契約できる金融商品は限定されているが、それらの中からSavings Planを提供しているプロバイダーは以下の通り。
Savings Planは日本では海外積立、オフショア積立と呼ばれる積立投資商品の事である。
保険会社 | 信託会社 |
・RL360° (アールエルサンロクマル) ・Investors Trust (インベスターズトラスト) ・Standrad Life (スタンダードライフ) ・Sun Life (サンライフ) ・CTF Life (シーティエフライフ) |
・Metis Global (メティスグローバル) ・Cornhill (コーンヒル) ・Premier Trust (プレミアトラスト) ・Dominion Capital (ドミニオンキャピタル) |
保険会社と信託会社に層別できるが、以下リンクでの説明通り、信託会社よりも保険会社が提供する商品を先ずはお勧めしたい。

保険会社としてRL360°、Investors Trust、Standrad Life、SunLife、CTF Life(旧名FTLife)と選べるが、Standrad LifeとSunLife、そしてCTF Lifeは香港籍の商品である。
こうしたファンドオブファンズ商品は香港ではILAS(Investment Linked Assurance Scheme)と呼ばれていて、2014年以降に販売が規制されており、上手く商品を提供できないという背景がある。
Standrad LifeやSunLife、CTF Lifeが提供している積立投資商品で契約できる商品もあるのだが、こうした背景がある中で情報も少なく、無理に契約をお勧めしたいとは思わない。
となると、選ぶべきはRL360°かInvestors Trustとなってくる。
RL360°はRegular Savings Plan(RSP)、Investors TrustはEvolutionと呼ばれるSavings Planを提供しているが、どちらも世界標準的な積立投資商品であり、その商品概要はとてもよく似ている。
ざっくり簡単に説明すると、毎月積み立てた金額は複数種類のファンドで運用していく事になる。
Investors Trustの方が手数料が安いと語っている人がいるようだが、それは大きな勘違いであり、手数料も両社でそれほど異なる訳でもない。

RL360とInvestors Trust、どちらも契約するのに値する優れた保険会社であり、優れた商品だと思うのだが、どちらがお勧めかと言われれば、社歴の長いRL360°に軍配が上がるかなと思う。
RL360°は1861年に設立された150年以上の歴史がある会社なのに対し、Investors Trustは2002年と日が浅い。
なので、積立投資商品で悩んでいるのであればRL360°を契約する事をお勧めしたい。
一方、Investors TrustにはRL360°からは提供されていない元本確保型の積立投資商品がある。
15年間継続して積み立ててれば140%、20年継続して積み立てれば160%が最低確保されている商品である。
安定志向の方に向いている商品だと思うので、そうした商品に興味があるのであれば、Investors Trustを選べば良いと思う。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
海外積立・オフショア積立などで自分がどの商品を契約すべきかは、IFA=正規代理店と相談して決めるべし!
今回ご紹介した金融商品はIFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
*IFAとはIndependent Financial Advisorの頭文字を取った略語。
海外の保険会社や信託会社は自社で直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA=正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する事になっているのだ。
その為、こうした商品に興味を持ったのならば、IFA=正規代理店に連絡をして、商品概要を聞いて契約を進めていく事になる。
そして、契約後のアフターサポートもIFAにお世話になる。
海外の商品なので、日本国内にはこうした保険会社・信託会社のIFA=正規代理店は存在しない。
日本の金融商品取引法で日本の金融庁に登録されていない商品の勧誘や営業、契約などの取引行為が禁止されており、日本国内の会社がIFA=正規代理店とは成り得ないのだ。
なので、興味があれば海外にあるIFA=正規代理店に連絡する事になる。
金融商品取引法は販売側を規制しているだけで購入すること自体は問題ないので、自らの意思で海外のIFAに連絡をしなくてはならない。
海外IFAと聞くと恐れおののくかもしれないが、日本人スタッフもいるので、それほどハードルが高い訳ではない。
今はZoomなどのウェブ会議システムが充実しているので、海外に渡航する事無く、自宅でリラックスしながら日本語でやり取りできる。
実際の契約も日本にいながら行えるようになっていて、毎月の積立金もクレジットカードの引き落としに対応しているので、海外に渡航する必要は無い時代となっている。
問題は、こうした原理原則に従わずに間違った契約をしてしまう人がいる点だ。
海外積立・オフショア積立を知るきっかけは友人や知人から話を聞いたり、どこかの誰かが開催するセミナーや勉強会だったりする事が多い。
知るきっかけとしては問題ないのだが、そうした人たちを通して契約すると、先ほど説明した金融商品取引法に抵触してしまう。
金融商品取引法に抵触するのは紹介した側になり、契約者は法的には問題ないのだが、どこかのタイミングで紹介者と連絡が取れなくなり、サポートが受けられなくなる事もあったりする。
金融庁や財務局から業務停止命令をくらってしまう紹介者(仲介会社)もいて、強制的にサポート終了となることもあるのだが、そうなると金融庁や財務局に個人情報などが渡されてしまう可能性もある。
悪い事をしていないのに嫌な気分になってしまうので、契約は正しく行わなければならない。
当然ながら、本来は契約に直接関ってはならない紹介者・仲介会社に個人情報を提出すべきではない。
また、こうした紹介者・仲介会社は商品知識がとても浅く狭い。
とある商品の情報を浅く知っているだけなので、間違った情報を与えられる可能性がある。
そして、何とか契約させようと話を盛った営業トークをしてくる事もあるので、契約後に自分が契約したかった商品とどこか違う、聞いていた話と異なっていると悩みを持ってしまう事が多い。
こうした問題点を避ける為に、IFA=正規代理店に直接連絡して、直接話を聞く事が重要なのだ。
オフショア投資商品は日本にはない優れた金融商品が多いとはよく聞く話だが、自分には合っていない商品や話を盛られた商品を契約してしまったら、後々後悔してしまう。
IFAは総合代理店としての役割も持っている。
その為、多くの保険会社と提携しているIFAであれば、選べる商品アイテム数も増えてくる。
(と言っても、日本居住の日本人が選択できる商品は限られているのだが。)
RL360とInvestors Trustの選択で迷ったのであれば、両方を取り扱っているIFAに相談してみれば良い。
IFAに自身の予算や考えを伝えることで、自分自身に合致した商品を案内してもらえるようになる。
最初に聞いていた商品とは異なる会社が良いという結果になるかもしれないし、もしかしたら積立ではなく一括投資商品の方が向いていると言う答えが導き出されるかもしれない。
オフショア投資の世界は積立以外の商品もあるのに、何故かどこかの会社の積立商品ばかりの話をしてくる人もいるようだが、それはただ単にその商品しか知らないからである。
そして、どの商品を選ぶにしても、サポート力があるIFA=正規代理店と直接契約する事が大前提となってくる。
クライアントと直接向き合わず、どこかの誰かにサポートを丸投げしてしまうIFAもあるようだが、責任持って最後まで面倒見てくれるIFAを選ぶべきである。
積立投資商品などのオフショア投資商品に興味を持ったら、IFA=正規代理店に直接連絡して商品選定をしてもらい、その商品概要をしっかりと聞いて、しっかりとサポートを受けられる体制で契約する事が重要なのだ。
そうしないと、例え良い商品であっても、その良さを享受できなくなってしまう。
☆ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
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