HSBCは、香港だけでなくグループ全体で人員削減のニュースが度々報じられている。
企業としてコストダウンを図る事は当然だが、これに関係して、口座を使いこなせない日本人が排除されていく可能性があるのではないか?と想像できる。
コストのかかるお客は企業にとって良からぬクライアント!?
2019年8月からHSBC香港はアドバンス(Advance)口座、パーソナルインテグレーテッド(Personal Integrated)口座等の手数料が無料となる。
ここには、HSBC香港の人員削減=コストダウンの目的があるようだ。

コストダウンに焦点を絞って考えていくと、口座を使いこなせない人を相手にしたくないという事が明確になっていく。
せっかくHSBC香港の口座を開設したのに何もしないまま1年以上放置していたら冬眠・休眠になるが、行員としてみたら、そうした人たちの相手に時間を費やしたくはないはずだ。
なので、口座開設も難しくなっている。
HSBC香港の口座開設は年々難しくなっていると言われるが、HSBC本店や支店の窓口に英語も広東語もできない人が突然やってきて口座開設のお願いをされても、相手をしたくないと思うのは当然だ。
口座開設できたとしても使いこなせる確率が低く、無駄な応対となってしまう。
これは特に日本人だからという訳ではなく、英語か広東語で会話ができなければ受け入れざる客となってしまう。
どんな客でも受け入れるという訳ではなく、お客は選ばないと全体的なサービスの低下に繋がってしまうので仕方ない。
HSBC香港に限った話ではなく、どこの会社でも同じだろう。
そもそも、お客様は神様という発想は日本にしかないと思う。
こうした話、オフショア投資の正規代理店でも同じような事が言える。
紹介者を介して誰でも彼でも受け入れている正規代理店もあるようだが、結果的にサポートが良くなく、顧客の為にならない。
紹介者を介して契約するとアフターサポートも紹介者が担当するケースが多いが、長期契約となるオフショア投資商品を満期まで面倒を見れる紹介者はほぼいないだろう。
契約から数年後には連絡が取れなくなるケースがほとんどだ。
オフショア積立投資の受け入れ額を月500USD以上などと設定している正規代理店も多いが、そうした閾値を設けないと十分なサポートを行えないという事である。
選ばれる客か選ばれない客かという話をすると、嫌悪感を抱く日本人も多いかもしれないが、サービスという点を考えていけば普通な事と言える。
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