オフショア積立投資や海外生命保険・年金プランについて、一般的にはどれくらい投資しているのですか?平均的な投資額はどれくらいですか?と質問をしてくる人がいる。
この質問にどのような意味があるのだろうか?
自分の収入や余裕資産、そして目的から考えて投資額を決めれば良い!
金融庁が2019年5月に、今の年金制度では老後資金は2,000万円足りないので自助努力で何とかしてほしいという報告書を発表した。
今の年金制度は定期的に改悪されており、将来が不安になるのは確かな話であるが、必要額2,000万という金額は人によって異なってくる。
生活水準が高い人はそれ以上に必要になるだろうし、質素な暮らしで十分と言う人は2,000万円も必要ではないかもしれない。
また、若い人ほど年金の危機に晒され、物価上昇が起こる事も考えれば必要額は多くなり、年齢によっても数字は異なってくる。
こうした話と同じように、海外オフショア投資での一般的な投資額や平均値はそれほど意味を持たない話であるはずだ。
その人にどんな商品が合うのか、そして投資額がいくらが良いのかは個々人によって異なってくる。
日本人は皆と同じが良いという教育を受けてきているので、自分で自分の事を決めるのに慣れていないのかもしれないが、一般的な投資額や平均的な投資額を聞いて自分の投資額を決めるのは誰かに責任を押し付けているのかなと思う。
もちろん、だからと言って誰かが責任を取ってくれる訳ではない。
誰にも話を聞かずに自分一人の力で全てを切り開けという事ではなく、人にアドバイスをもらう事はもちろん問題ない。
私も私が良いと思っている事、自分が養ってきた投資の知識をブログなどで共有しているので、色々な質問をしてもらって構わない。
質問を受ける事で更に自分の知識や考えの幅が広がっていくと思っているのだが、一般的・平均的な投資額の事を聞かれても「ホントに自分の為に質問しているのかな?」と疑問に思うし、私としても面白くない質問だなと正直感じてしまう。
自分の立場・環境でどうした商品が良いのかを真剣に考えているのであれば、出てくる質問とは思わない。
投資は自分の収入や余裕資金額、そして投資する目的によって、投資商品や投資額などのプランが個々に決まってくるはずだ。
こうした話であれば私も相談に乗りやすいし、私ではなく金融知識がある正規代理店(IFA)に直接連絡して相談してみるのも良いと思う。
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