日本・韓国での「フールプルーフ」と「フェールセーフ」の考え方

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韓国の沈没船事故、なかなか収束する雰囲気が無い。

その最中での地下鉄事故。

負の連鎖が続いているようだが、事故防止の考え方に疑問が残る。

「フールプルーフ」と「フェールセーフ」

交通に関わらず商品設計時には「フールプルーフ」と「フェールセーフ」を組み込む。

「フールプルーフ」は、ヒューマンエラーが起こっても事故が起こらない仕組み。
「フェールセーフ」は、機械が誤作動しても事故が起こらない仕組み。

どちらもリスクが起こる前提で設計を行う。

前日、LCCのピーチ社が那覇空港着陸時に早い段階から低空になったため、着陸をやり直した。

管制官とパイロットのコミュニケーションに問題があり、そのまま着陸していれば不時着の可能性があったようだ。

この場合はコミュニケーションミス、ヒューマンエラーとなるが、機械が警告音を鳴らして危険を回避した。

「フールプルーフ」である。

韓国の旅客船沈没や地下鉄事故に関しては、事故原因の解明が進められるが、根本的に大事故を回避する設計(運用)がされていないことが問題点。

沈没船事故に関しては、「フールプルーフ」も「フェールセーフ」も効かない設定にしていたのであれば論外であるが・・・

リスク回避は個人でも学ぶべきスキル

「フールプルーフ」「フェールセーフ」と書くと小難しく感じるが、個人でも出来るし、普段何気なく実践している部分もある。

いわゆるリスク回避で、「こうなったら、こうなるから、こうしておこう!」といった感覚。

再び難しい言葉を使えば「ロジカルシンキング」だ。

一例を出そう。

「日本がこのまま国債を発行し続けたら、日本経済は沈没するから、海外に資産を移しておこう!」

多くの日本人は考えることは出来ても行動は出来ないのが問題である。

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