生命保険の死亡保険金、資産があればあるほど高く設定したいはずである。
死亡保険金はいくらまで設定する事ができ、その際の支払保険料はどれくらいの金額になるのだろうか?
世界の富裕層・資産家はどのような生命保険に加入しているのだろうか?
海外の生命保険は100億円以上でも可能!プライベートバンクを活用すれば支払保険料を抑えられる!
日本国内の生命保険会社で設定できる死亡保険金の最大額は7億円と言われている。
年齢などによって支払保険料は異なってくるが、7億円の死亡保険金に対する支払保険料は6億円を超えるはず。
複数社で生命保険を組み合わせても、日本の生命保険会社ではトータル10億円くらいの死亡保険金がMAXになるようだ。
その際の支払保険料は9億円を超える事だろう。
では海外ではどうだろうか?
海外の保険会社は1社で死亡保険金10億円の契約をする事は可能で、100億円でも設定してもらえる。
その際の支払保険料は3~4割くらいと考えればOKで、死亡保険金1億円、10億円、100億円に対する支払保険料は各々3千万円、3億円、30億円とイメージできる。
(海外の保険なので、契約はもちろん円ではなくドルとなる。)
この際、プライベートバンクを活用すると持ち出しの金額を抑える事が出来る。
例えば、20億円の死亡保険金であれば6億円を保険会社に直接支払うのでなく、プライベートバンクに融資してもらう事で用意する金額が4億円で済む。
当然、融資してもらうには担保が必要になってくるが、生命保険の証券そのものが担保となる。
また、融資には金利も発生するが金利は2~2.5%程度となっている。
6億円の融資であれば、2%で年間1200万円、2.5%なら1,500万円となる。
プライベートバンクは安定的に4%程度の運用ができるので、プライベートバンクに4億円を預け入れれば年間1,600万円を生み出せ、金利分を十分に相殺してもらえる。
つまりは、20億円の死亡保険金に対する支払保険料が6億円だったとしても、プライベートバンクを活用する事で持ち出し金額を4億円とする事が出来るのだ。
こうしたスキームは「プレミアムファイナンス」と呼ばれていて、富裕層や資産家が活用している方法だ。
プライベートバンクはUSD2万以上(1ドル160円で3.2億円以上)を入金できる人が対象と言われており、そこから逆算すると、プレミアムファイナンスを活用するには死亡保険金16億円以上の生命保険が対象となってくる。
20億円の生命保険であれば4億円、30億円であれば6億円、100億円であれば20億円を用意できれば良い事になる。
冒頭に書いたが、日本の生命保険は複数社を組み合わせる事によって10億円の死亡保険金を設定できるが、海外であれば100億円でも200億円でも可能となっている。
支払保険料を比較しても、国内では死亡保険金に対して9割以上が必要になるのに対し、海外では2~3割ほどで済んでしまう。
数字やスキームを比較すると日本と海外の金融格差が良く分かるが、知っている人は活用している方法なのである。
逆に、こうした情報を知らないと損をしてしまう事だろう。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
死亡保険金のギネスワールドレコードはUSD250million!
日本国内の保険会社は1社最大7億円の死亡保険金、複数社を組み合わせても10億円程度であるのに対し、海外では100億円以上でも可能と書いた。
では、これまでの生命保険の最高死亡保険金はどれくらいの金額になるのだろうか?
この記録は2024年2月に更新されていて、ギネスワールドレコードにも認定されている。
その金額はUSD250million!
millionと書かれると分かり辛いと思うが、millionは100万なので、USD250millionはUSD250,000,000となる。
数字を並べられても分かり辛い?
当時のレートで375億円の死亡保険金となっている。
これまでの最高額はUSD210millionだったようで、世界記録更新となったのだ。
USD210millionの生命保険は19社での合算だったようだが、USD250millionはHSBC LIFE1社が提供した生命保険となっている。
日本の保険会社では到底提供できない数字の生命保険となっている。
海外の保険会社は100億円でも設定可能と書いたが、そうした事ができる保険会社は海外でも限られているだろう。
もちろん、保険契約者や被保険者の資産状況や健康状態などは厳しくチェックされたはずだ。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
海外の保険会社に加入する方法とは?
海外の生命保険の死亡保険金額について書いてきたが、日本と海外での実力差に気付いた事だと思う。
もちろん、富裕層や資産家向け商品だけが実力差があるのではなく、一般的な方向けの生命保険でも商品の差はとても大きい。
幾つかシミュレーションを載せているページがあるので、以下リンクから確認してもらえればと思う。
海外の生命保険に加入するには保険業法が絡んでくるのだが、簡単に書くと内閣総理大臣の許可が必要となっている。
だが、今まで内閣総理大臣の許可を取ったと言う人の話は聞いた事がない。
過料(≒罰金)が50万円となっていて、それを支払ってでも加入する価値が海外の生命保険にはあると考えている人が多いのだろう。
海外の生命保険に加入するにはどうすれば良いのだろうか?
実は海外の保険会社は直接クライアントを受け入れていない。
IFA(Independent financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
海外の保険なので、日本にはIFA=正規代理店は存在しない。
なので、興味があれば海外にあるIFAに連絡する事になる。
海外IFAと言えど、日本人スタッフがいるIFAもあるので心配する必要は無い。
海外の生命保険の契約を日本居住の日本人が行うには特殊なスキームを組む必要がある。
また、高額な生命保険の場合はプライベートバンクを活用したり、時には異なるローン会社を使ったりと更に特殊なスキームを組む事で費用対効果よく設定する事ができる。
つまりは、高額な生命保険を設定したければ、ただ単に日本人スタッフがいる海外IFAを選ぶだけではなく、プライベートバンク等に繋がりがあり、金融・商品・法的な知識などを豊富に有しているIFAを選ばなければならないのだ。
また、契約時だけでなく満期まで責任持ってサポートしてくれるIFAを選ぶ必要がある。
そうしたIFAを選ぶ事で納得できる生命保険を契約する事が可能となり、家族を守っていく事ができるのだ。
生命保険を中心に話をしてきたが、資産保全や資産承継をどのようにしていくかと言ったトータルプランニングをしてもらえるIFAを選定できれば、資産価値を向上させながら子々孫々に亘って資産を遺していけるようになってくる。
☆ご質問やご相談、正規代理店=IFAの選定でお悩みの方はこちらから。
コメント