海外には日本とは比較にはならないほどの生命保険があると言う。
日本では保険と貯蓄は別でやれ!と言われたりするが、海外では保険と貯蓄が両立できるバランスの取れた商品が上市されている。
また、富裕層向けの相続対策できるプランもあり、世界の常識は日本の非常識となっている。
サンライフ香港(Sun Life Hong Kong)は日本の法人を受け入れてくれなくなった!?
オフショア籍の保険会社の最近(2023年)の動向で日本市場に関わるものとしては、サンライフ香港からサンプロテクト/サンガーディアンという2つの生命保険が上市されたことだろう。
海外の生命保険では保険と貯蓄が両立できると書いたが、この2商品は保険特化型となっている。
保険と貯蓄が両立できる商品としてはライフブリリアンス(Life Brilliance)が日本人に人気だが、一般的に考えればバランスが取れたライフブリリアンスを選択するのが良いのではないかと思われる。
こうした商品は年齢や性別、喫煙状況でシミュレーションされるほぼパッケージ化された生命保険になっていて、ホールライフ(Whole Life)と呼ばれている。
サンライフ香港と同じようにホールライフを提供していて、日本居住の日本人を受け入れているオフショア籍の保険会社としてFTLife社もある。
FTLife社のOn Your Mindがホールライフ型の生命保険にあたるが、自身が契約した保険商品を担保にして将来的に非課税で年金として引き出せることもできるユニークな特性を持ったプランとなっている。
こうした商品、個人だけでなく法人での契約も可能なのだが、サンライフ香港社は2023年に香港に関係ない法人の受け入れを停止した。
日本法人に限った話ではないのだが、日本法人でこうしたホールライフの生命保険に加入したければFTLifeを選択するしかない状況となっている。
パッケージ化された生命保険をホールライフと呼ぶ一方、保険料や保険金、運用パターンをある程度カスタマイズできる生命保険もありユニバーサルライフ(Universal Life)と呼ばれている。
ホールライフと比較して費用対効果良く保険料を設定する事も出来るのだが、そもそもの最低保険金が高くなっているので、富裕層などの相続対策プランと言える。
高額な死亡保険金が必要な人向けの生命保険である。
サンライフ香港の他にパシフィックライフやパンアメリカンライフがユニバーサルライフ型の生命保険を提供している。
パシフィックライフはアメリカ国内での契約が必須で、資産状況や健康状態などの審査も厳しいので、パンアメリカンライフの方が契約しやすいと言える。
パンアメリカンライフは日本にいながら契約する事も可能となっている。
また、ローン設定をする事で更にお得に契約をすることもできる。
こうした海外の生命保険はいつレギュレーションやルールが変わるか分からない。
法人契約を打ち切った話もそうだが、いつ日本市場からの新規受け入れを完全停止するか分からない。
保険業法の絡みもあるが、気になる人は早め早めにアクションを起こした方が良いだろう。
不変な事は、こうした海外オフショア籍の保険商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からサポートまでを請け負うので、日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選択する事が重要である点だ。
海外オフショア籍の生命保険に興味があれば、先ずはIFAに相談してみて、ご自身の考えや予算に合ったプランを聞いてみてもらえればと思う。
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