香港を訪れる男性の中には「141」を楽しみにしている人もいるかもしれない。
「ピンポンマンション」と呼ばれていたりもする。
「141」自体はよく知られた存在で、遊び目的の男性なら知っている人も多いだろう。
【男のアジアの歩き方】みたいなものだ。
ここではその詳しいルールは省略するが、マンションほぼ丸々に女性が住んでいて各部屋が売春宿のようになっている。
10数階建てのマンションで先ずはエレベーターで一番上まで上がり、各部屋をチェック。
部屋の入り口には「Please Wait」か「Welcome」のボードが表示されている。
「Please Wait」、つまりは「待ってね」という意味だが、要はプレー中ということだ。
「Welcome」は「いらっしゃい」なので、部屋の呼び鈴を押すと中にいる女性が出てきてくれる。
顔やスタイルをチェックし、気に入った子であれば値段を確認。
500HKDくらいが相場である。
日本にして7,000円くらいだが、東南アジアでのこうしたお店の標準的な価格と言える。
「141」の面白いところは、みんな直ぐに遊び相手を決めないところ。
初めに最上階に行くのは、上のフロアから順に女の子をチェックしていき、階段を下りながら「Welcome」の女性をすべてチェックする。
そうして1階まで降りてきたらきたら、一番気に入った子の部屋を目指して再びエレベーターに乗り込む。
かなりの高確率でその部屋は「Please Wait」に変わってしまっているので、何人かの女性(部屋)をチェックしておく必要がある。
友人と一緒に行くと、どの女の子を選んだかとプレー後に飲みながら会話できるので面白い。
詳しいルールは省略すると言いつつ、かなり説明をしてしまったが、このシステムは実は合法ではない。
香港では売春は禁止されている。
では何故、こうしたシステムが成り立っているのだろうか?

141のマンションはマフィアが買い取っていて、そこに女性を住まわせている。
行ってみれば分かるが、香港人よりも外国人の方が多い。
外国から連れてきた女性を住まわせているのだ。
女がしている行為は、貸主であるマフィアは知らないことになっている。
住んでいる女性が勝手に行っている行為であり、彼らは不動産オーナーとして家賃収入が入ってくるというシステム。
長期間に亘って黙認されていたが、2017年頃より警察の取り締まりが厳しくなり売春婦が一掃されたマンションもある。
尖沙咀の金巴利道(KIMBERLEY ROAD)沿いの最も有名であったと思われる【香檳大廈B座】ももぬけの殻のようになってしまっている。
こうして141は香港から無くなった・・・ということはなく、違うマンションで141はまだまだ存在しているのが現状だ。
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