先月、海外オフショア籍の生命保険について、2023年年初の最新情報についてまとめてみた。
⇒ 海外オフショア香港の生命保険加入受け入れ状況2023年最新版!もしもの時だけでなく資産保全/資産運用プランとしても価値が高い!
今回は生命保険ではなく貯蓄性保険についてまとめてみたい。
香港の貯蓄性保険は契約者や被保険者が何度も変更できるのがトレンド!?
海外の生命保険は運用によって死亡保険金や解約返戻金が年々上がっていく。
日本の保険会社では成し得ない利回りで複利運用されるので、長生きリスクにも対応できる。
だが、中には死亡保険金は不要と考えている人もいるだろうし、保険業法を考慮して貯蓄性保険を好む方もいる。
そうした方々にお勧めできるのが貯蓄性保険商品である。
貯蓄性保険商品は基本的に貯蓄に特化されているのだが、解約返戻金が支払保険料を上回るまで、いわゆる損益分岐点を超えるまでに亡くなってしまったとしても、支払保険料が最低でも戻ってくるような仕組みになっている事が多い。
その為、仮に契約後直ぐに亡くなっても損はしない仕組みになっている。
こうした貯蓄性保険商品として有名なのが、オフショア金融センターである香港の保険会社が提供している貯蓄性保険商品である。
FTLife社のRegentシリーズやサンライフ香港社のVictoryがそれにあたる。
利回り4~5%で運用されているイメージで貯蓄性が高いのでが、2022年以降は世界的な金利上昇により、更に利回りが高まっている。
利回り6~7%のイメージだ。
また、貯蓄性だけでなく面白い特徴があるのだが、どちらも契約者や被保険者が何度でも変更可能となっている。
この特徴を上手く使うと、お子さん、お孫さんへと資産を承継していく事が可能だ。
生命保険はもしもの時に家族にお金を遺す事が目的となるが、こうした商品の場合は生前贈与のような形で資産を継いでいける。
2022年には同じように契約者や被保険者が変更可能な商品として、サンライフ香港社からStellarという貯蓄性保険商品が上市され、2023年にはSunJoy、SunGiftが立て続けに上市された。
(貯蓄性保険商品で契約者や被保険者を変更できるのはトレンドになっているようだ。)
ステラ、サンジョイ、サンギフトの3商品はESG投資商品(Enviroment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)への取り組みに関連する先への運用)となっている事が特徴として謳われていて、長期的に見て利回り7%近い利回りでの運用が見込まれている。
そして、興味深い特徴として、証券を分割できる点が挙げられる。
FTLifeのRegentシリーズやサンライフ香港のVictoryの特徴である契約者や被保険者の変更に加え、証券分割が可能となっているのがStellar、SunJoy、SunGiftである。
契約者や被保険者によりお子さんやお孫さんへ子々孫々に資産承継が出来るのだが、ステラの場合はお子さんやお孫さんの人数に合わせて証券を分割する事によって、相続で争族となる事を防げる。
生前に証券を分割しておけば良いのだ。
また、法人での契約も可能なので役員退職金プログラムのように加入して、役員の人数に合わせて分割する事もできるし、Stellarの場合は資産圧縮率が高いので、損金計上での節税保険としての活用も可能だ。
Stellar、SunJoy、SunGiftの3商品の相違点は以下コンテンツでまとめているので興味がある方はチェックしてもらいたい。
海外オフショア香港の貯蓄性保険商品はただ単に貯蓄性が良いというだけでなく、契約者や被保険者を変更したり、証券を分割して資産承継が出来るのが特徴と言える。
こうした貯蓄性保険に興味がある方は海外にある正規代理店に直接連絡して、お考えやご予算に合った戦略を基にお勧めの商品を導き出してもらえば良いと思う。
海外にある正規代理店と言えど、日本人スタッフがいるところもある。
正規代理店は契約からアフターサポートまでを担当するので、日本人の受け入れやサポート実績が豊富な正規代理店を選定する事が重要だ。
今回紹介した保険会社は香港の保険商品となるので、香港の保険業を管理・監督する「香港保険業監管局」に登録されている会社が正規代理店となる。
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