食料自給率の問題が叫ばれてから久しい。
しかし、日本はそれほど対策を講じているとは思えない。
この問題、社会保障費と密接な関係があるはずだ。
日本の食生活の変化と社会保障費
日本の食、「和食」。
その特徴としては、『低たんぱく・低脂肪・低カロリー』が上げられる。
しかし、戦後65年以上が経って、日本人の食は『高たんぱく・高脂肪・高カロリー』へと変貌した。
1つの民族がここまでガラっと食生活が変わるのは珍しく、世界中を見渡してもこのようなケースはほとんどないそうだ。
ただでさえ島国なのに。。。
和食=『低たんぱく・低脂肪・低カロリー』の食生活をしていれば、健康的に過ごせ病院に行く回数が減るはずだ。
これはダイレクトに社会保障費の抑制に繋がる。
予防医学が広まりつつあるが、和食こそが一番の予防医学になるはずだ。
そもそも「和食」が根付いた背景には、日本の風土が深く関係している。
米作りに適した気候・土壌でお米を主食とし、水田のあぜ道には大豆を植えたことにより味噌汁が作られ、その周りに畑が出来て根菜類をおかずにしたのが日本の食、『和食』。
肉は、たまに山から下りてくる獣や野鳥を捕まえて、その時にだけ食べていたそうだ。
こうしたことを日本人、特に若い人は知らない。
このような歴史を知らないのはまだしも、「和食」そのものを知らない、あまり食べない若者が多いのは気になる。
決して若い人が悪いのではなく、そうした環境にしたのが問題だ。
給食などで和食をもっと出して、子供に和食を教えること、一種の食育が将来的な社会保障の減少に繋がる。
そして、日本の良さを教育する機会になる。
とは言え、私も脂っこい欧米食が嫌いな訳ではない・・・
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