あまり大きく報道されていないような気がするが、2017年4月に消費税10%に増税される。
本来は今年10月に10%への増税予定だったが、1年半先送りとなった。
増税ラッシュのアジア
2015年10月に増税予定であった消費税。
景気動向からの判断で2017年4月へと1年半先送りされた。
しかし、2017年4月には景気動向に関係なく10%へと増税される。
その代わり、食料品などの税率を下げる軽減税率の導入が検討されている。
消費税増税よりも法人税率引き下げの報道は多い気がするが、消費税増税から目をそらせようとしているのかなと感じる。
アジアに目を向けると、この4月からマレーシアで6%の消費税が導入された。
原油安による税収悪化を補うための施策である。
また、タイでは10%の相続税と5%の贈与税がこの夏から導入される予定だ。
タイは人口がまだまだ増加しているが、少子高齢化が徐々に始まっている。
その対策なのかもしれない。
消費税・相続税・贈与税などアジアでは増税ラッシュなんだろうか?
税金が増えればお金の周りはどうしても悪くなるので良いイメージはわかない。
企業進出も税金の安い場所を選ぶだろうし、マレーシアやタイが今後どのような経済状況になっていくか注目だ。
逆に、消費税・相続税・贈与税などがないのがオフショアやタックスヘイブンと言われる国の特徴である。
こうした税金を掛けないことで経済を回し、発展させている。
そして外貨獲得にも繋がり正のスパイラルが働いている。
同じアジアでも香港には消費税・相続税・贈与税がない。
(シンガポールには相続税・贈与税はないが、7%の消費税はあり)
日本や他のアジアとは違う路線で経済発展をさせているのが香港。
自分の大事な資産を置いておくには、どこか最適なのかを「税金」の視点で考えてみるのも重要だ。
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