日本国債は日本政府の借金。
現在、そして未来の日本の経済動向を考えると、日本国債の価値は低い。
昨日、欧米系の格付け会社フィッチ・レーティングスが日本国債の格付けを1ランク下げた。
フィッチの日本国債の格付けは中国よりも下位
昨年12月、フィッチと同じように大手の格付け会社である米国のムーディーズが日本国債を格下げしている。
ムーディーズに引き続いてのフィッチの格下げ。
世界の日本国債への見解は一致しているのだろう。
フィッチが日本国債を格下げした理由として、以下の点が上げられている。
◆2014年11月に消費税率引き上げ延期を決めた後も、2015年度予算に税収の落ち込みを補う措置が含まれなかったこと
◆2014年度の税収の上ぶれ分を同年度補正予算の財源に使ってしまったこと
◆2015年度に続き2016年度も法人減税を実施する意向であること
◆2014年度の税収の上ぶれ分を同年度補正予算の財源に使ってしまったこと
◆2015年度に続き2016年度も法人減税を実施する意向であること
法人税の減税だけを見れば妥当な政策だと思うのだが、フィッチからしてみれば、閉塞感ある日本経済の打開策を政府が持っていないと判断したのだろう。
「財政再建に対する政治的なコミットメント(約束)を巡る不透明感を増大させるもの」とフィッチが発言している点からも明らかだ。
今回のフィッチの格下げで日本国債は中国よりも下位となってしまった。
ムーディーズでも、昨年12月の格下げで中国より下位となっている。
世界は日本国債を冷静に判断している。
日本に住む日本人が一番わかっていないような感じだ。
今後も格上げされるよりも、格下げされる確率のが高いだろう。
日本は良い国だけど・・・日本国債の格付けは日本円の価値の下落とも考えられる。
価値が低い、今後も下がっていく可能性の高い通貨だけを持っているのは危険だ。
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