インベスタートラスト、RL360、フレンズプロビデントetcを正規IFAと直接契約しなかった時の弊害とは?オフショア投資の基礎の基礎。

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オフショア投資商品は正規代理店であるIFA(Independent Financial Advisor)を通して直接契約する事が基本である。

しかし、IFAとクライアントの間に紹介者(個人)や仲介会社が介在しているケースもあるようだ。

そのようなケースで起こり得る問題点についてまとめみた。

海外オフショア投資商品をIFAと直接契約しなかった時の問題点3つ!

オフショア投資商品はIFAと直接契約して、IFAが購入時から解約時まで直接サポートすることが原理原則となっている。

以下のような関係性となる。

金融商品のプロバイダー(保険会社)-IFA-クライアント(顧客)

だが、IFAとクライアントの間に人や会社が介在しているケースもある。

そうしたケースでは以下のような問題点が発生する事があるので、注意が必要だ。

 

①金融庁に登録されていない商品の勧誘・営業・販売はできない!

金融商品取引法で、日本の金融庁に登録されていない商品の勧誘・営業・販売などの取引行為は禁止されている。

間に入っている人や会社は法律を理解しているのだろうか?

法律を理解していない人や会社にサポートしてもらうことほど心許ないことはない。

当然ながら、法的に問題がある人に個人情報などを提供すべきではない。

だが、販売側が規制されているだけで購入すること自体は何ら問題がない。

その為、海外にあるIFA=正規代理店に直接連絡をして契約する事が合法的な契約方法となっているのだ。

 

②自身の予算や考えと合致しない商品を勧められる!

紹介者や仲介会社の立場の人は、所謂ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような階層の中にいる事が多い。

こうした階層の中にいると、知識や情報は又聞きになるので、薄く狭い知識量しか得られない。

とある商品の情報だけを叩きこまれている事も多く、クライアントの状況などお構いなしに、自分が知っている商品の話をして、その商品だけを推奨されることがある。

また、何とか契約してもらおうと話を盛った営業トークをされることもある。

そうなると、自身の予算や考え、家族状況などからして合致しない商品をゴリ押しされることもある。

契約数年後に、自分自身に合致していない商品だったと気付く事も多い。

そうならない為に、知識や情報量があり、多くの保険会社と提携しているIFAから直接話を聞く事が重要となってくる。

 

③どこの国にも登録されていない商品を販売してくる!

正規のIFAであれば、香港やシンガポールなどに登録されている事が多い。

そうした国の金融庁や保険当局に登録がされている会社等がIFAと呼べる。

例えば香港であれば、香港金融庁であるSecurities & Futures Commission of Hong Kongや政府直轄で保険業を管理監督する香港保険業監管局=Hong Kong Insurance Authorityに登録されている会社が正規代理店となる。

☆香港金融庁 ⇒ Securities & Futures Commission of Hong Kong
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority

こうした機関に登録されていれば、不正な商品などを販売してくることはない。

(不正な商品を販売すれば、登録を外され、事業活動に営業を及ぼす。)

一方で、間に入っている人や会社はそのような立場にないので、問題になる商品を販売することも考えられる。

過去に起こった121fundやスカイプレミアムなどが例として挙げられるが、こうした商品以外にも、どこにも登録されていない訳の分からない投資商品を売っている紹介者や仲介会社は少なくない。

中にはIFAのように振舞っている仲介会社もあるので注意が必要だ。

しっかりと金融庁や保険業を管理監督する機関に登録されているかどうを確認しなくてはならない。

 

④立場が曖昧なので、連絡が取れなくなることが多い!投資難民となってしまう!

本ブログへの質問で最も多いのが、「商品を紹介してくれた人と連絡が取れなくなりました。」というもの。

特に個人の場合は、どこかの段階でいなくなっても不思議ではない。

そうなると、サポートを受けられなくなる「投資難民」となってしまい、せっかく良い商品を契約していたとしても、満期まで契約を継続するのが困難な状況となってしまう。

紹介者や仲介会社が消えて途方に暮れる事を防ぐために、最初から正規代理店であるIFAと契約しておけば良いのである。

紹介者や仲介会社に業務を丸投げしているIFAは責任感が無いので、選ぶべきではない。

責任の所在も曖昧になるなど、プラスになる点は何もない。

クライアントと直接向き合ってサポートしてくれるIFAを選ぶべきである。

そうしたIFAは組織としてサポートするので、消えてなくなる事は考えられない。

海外の商品だからこそ分からない事もあると思うが、そのような時に法律知識と金融知識に長けたIFAにサポートしてもらえる状態であれば安心である。

海外投資は、投資商品の選択以上にIFAの選択が重要なポイントになるとは良く言う話。

法律、金融知識があり、サポート力の高いIFAと直接契約しなくてはならないのだ。

 

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オフショア投資で成功する為にはサポート力があるIFAを選ぶ事が重要!出口戦略の戦略を練ってもらえるIFAを選択すべし!

もし、オフショア投資商品を契約していて、以上のような問題点に陥っていたら、IFAの移管(変更)をするしかない。

IFAは移管が可能だ。

移管の際には、現在契約しているIFAに連絡をする必要は無く、これからお世話になりたいIFAに連絡をすれば、手続きを進めてくれる。

移管の際にはポイントにすべきは、やはりサポート力だと思う。

サポートと聞くと、住所や電話番号、メールアドレスなどの変更手続きと感じるかもしれないが、そうした事務的な話だけでなく、出口戦略なども含まれる。

出口戦略も重要なサポート項目となる。

満期後、どのように解約返戻金を取り扱うかを考えてもらえるIFAであれば、長く資産を保全し、資産価値を向上させて行けることだろう。

資産承継等もポイントになってくるはずだ。

一旦、海外に資産移転をしたお金はリスクが高い日本に戻さない方が良いだろう。

人口減少・少子高齢化が進んでいる国の経済が上向く事は考え辛い。

現に、コロナ禍後半から円は安くなっている。

海外の銀行口座や他の保険商品・金融商品を活用すべきだと思うが、具体的にどのようにするかの戦略を練ってくれるIFAであれば次への道筋が見えてくる。

 

中には途中解約を考える人もいるかもしれない。

特に積立投資商品は積立が厳しいと感じて途中解約を検討する人もいたりする。

解約だけの為にIFAの移管をしようとしても、解約だけの為に受け入れてくれるIFAはほとんどないはずだ。

そうした場合は、解約の専門業者に依頼するしかない。

解約後に他の商品に乗り換えるのであれば、受け入れてくれるIFAはあったりする。

積立と言えど、長く継続していればそれなりの解約返戻金になっていると思われる。

そうした解約返戻金を使って、一括投資商品に切り替える人もいたりする。

こうした事こそが戦略であり、IFAの重要なサポートである。

お子さんやお孫さんの代を含めて資産を長く守り、そして資産価値を大きくしていきたいのであれば、IFAの存在を今一度考えてみるべきと思う。

 

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