金融立国「香港」で提供されている貯蓄型生命保険は日本のそれとは比較にならないほどの利回りとなっている。
利回りが良い理由や、日本居住の日本人を受け入れている海外の保険会社、そして、その契約方法についてまとめてみたい。
香港など海外の生命保険が利回りが良い理由とは?
日本の生命保険は利回りが悪く、契約後直ぐに死ななければ損をすると揶揄されている。
なぜ日本の生命保険は利回りが悪く、海外の生命保険は利回りが良いのだろうか?
それは、生命保険の支払保険料や死亡保険金がどのように決定されるかを考えると分かりやすい。
生命保険は、余命率、解約率、保険会社の運用力などで保険金に対する保険料が算出されるが、日本の保険会社は超低金利の日本国債を握らされていて運用力がないので、保険の利回りを上げる事が困難となっているのだ。
これは生命保険会社に限った話ではなく、銀行にしても同じで、日本は利回りが良い金融商品が組成できる環境になっていない。
日本の保険会社や銀行は日本国債を半強制的に購入させられているので、どうしようもない状態と言える。
(日本国債関係なく、日本の保険会社に運用力があるかと言えばそうも思えない。)
一方、香港などの海外の金融機関は日本国債とは無縁なので、利回りの良い保険商品や金融商品が自由に組成できる。
香港など海外の生命保険会社は、超低金利の日本国債を組み込む事無く、数%の利回りがある安定した国の債券や株式を活用する事によって、5%程度の利回りで運用できているのだ。
日本の貯蓄型生命保険商品は契約後に死亡保険金が変わる事はほぼないので、保障を賄えるものではない。
また、満期近くになってようやく支払保険料よりも解約返戻金が大きくなる損益分岐点を迎えるので貯蓄性も全くない。
日本では保障と貯蓄は別のものと言われるが、どちらか一つだけを取っても日本の貯蓄型生命保険は契約に値しないのだ。
海外の貯蓄型生命保険商品の場合、契約後に運用によって死亡保険金は年々大きくなっていくし、貯蓄性(解約返戻金)も高くなっていて契約10年前後に損益分岐点を迎える商品もあったりする。
日本では貯蓄と保険は別物と言う人がいるが、それは単に日本の貯蓄型生命保険商品の利回りが悪いからに過ぎない。
海外では利回り5%程度で運用されているのが一般的で、十分な貯蓄性も有している。
複利で運用されていくので、契約期間が長くなればなるほど死亡保険金も解約返戻金も年々大きくなっていく。
保障、貯蓄とどちらの面から見ても価値が高い。
海外の生命保険は長く生きれば生きるほどリターンが大きくなっていくので、長生きリスクやインフレリスクに対応した商品設計となっているのだ。
(日本の生命保険の場合、契約時からほぼ死亡保険金が変わらないので、インフレや物価高騰が起こると相対的に損をする商品設計となっている。)
日本居住の日本人が契約できる香港など海外オフショア金融センターの貯蓄型生命保険とは?
金融立国、オフショア金融センターと呼ばれてる香港にはとても多くの生命保険会社がある。
日本でもお馴染みのアクサやプルデンシャル、マスミューチュアル(現ニッセイ・ウェルス生命保険)なども香港にあるが、こうした会社は日本居住者の契約を受け入れていない。
それは何故なら、こうした保険会社は日本にある当該保険会社が担当となっているので、香港側では受け入れてくれないのだ。
海外で貯蓄型生命保険商品を提供していて日本居住の日本人を受け入れてくれている保険会社もあるが、そうした保険会社は日本で上市していない事が大前提となる。
そうした海外の保険会社で日本居住の日本人を実際に受け入れているのは、サンライフ香港社とCTF Life社(旧名FTLife社)しか存在していない。
貯蓄型生命保険商品に限定せずに考えれば、米国籍のパシフィックライフやケイマン島籍のパンアメリカンライフなどの保険会社もあるが、死亡保障金額が1億円以上のユニバーサルライフ(Universal Life)と呼ばれる富裕層・資産家向けの相続対策プランを提供している保険会社となっている。
(ユニバーサルライフに対し、貯蓄型生命保険はホールライフ(Whole Life)と一般的に呼ばれている。)
また、年金プランや投資型商品に死亡保障が組み込まれているものもあるが、純粋な貯蓄型生命保険商品を提供している保険会社で言えば、サンライフ香港社とCTF Life社の2社しか日本居住の日本人を受け入れていない。
CTF Life社は法人契約も可能なので、ビジネスオーナー・経営者のもしもの時の為に備えた契約もできる。
また、運用性(解約返戻金)に主眼を置いて役員退職金構築プランとして契約を考える中小企業経営者もいる。


サンライフ香港社やCTF Life社の貯蓄型生命保険商品、その利回りは約5%となっている。
サンライフ香港社やCTF Life社の貯蓄型生命保険の契約を検討していて、見積もり・シミュレーションが見たかったり、契約方法の詳細を知りたい人は、香港にあるIFA(Independent financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡する必要がある。
こうした海外の保険会社は自社で直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA=正規代理店が契約やアフターサポートを行う責務がある。
香港の保険商品なので香港の保険業を管理監督する「香港保険業監管局」に登録されている会社が正規代理店(IFA)となる。
海外の保険会社なので日本国内には正規代理店は存在しない。
香港など海外にある正規代理店に連絡する必要があるのだが、海外だからと言ってそれほど身構える必要もない。
今はZoomなどのインターネットツールが充実しているので、自宅にいながら日本語でやり取りできる。
そして、サンライフ香港社やCTF Life社の貯蓄型生命保険は香港に渡航する事なく日本にいながら契約できるスキームもあるので、日本国内で全て完結できてしまう。
ただし、海外の保険商品と言う事もあり、やや特殊な契約スキームとなっている。
その為、日本居住の日本人に対しての契約実績や経験が豊富な正規代理店を選定しなくてはならない。
また、長期契約となるので、契約時だけでなく受け取り時までしっかりと自社でサポートしてくれる正規代理店を選ぶ事も重要なポイントだ。
日本人スタッフが在籍している正規代理店の中から、日本居住の日本人に対する契約やアフターサポートの経験・実績に長けているところでお世話になるのがお勧めの加入方法と言える。
中には、どこかの誰かに契約やアフターサポートなどを丸投げするような正規代理店もあるのだが、責任の所在が曖昧になるので、直接お世話してくれない正規代理店を選ぶべきではない。
そもそも、間に入る人は知識も責任感も乏しいので頼ってはならないし、個人情報なども提供すべきではない。
自社で責任持ってクライアントと向き合ってくれる正規代理店で、ご自身のお考えや予算に合ったプランを先ずは相談してみる事から始めてみれば良いだろう。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
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