2019年にサンライフ香港から発売となったVISION。
昨日はその活用方法として優れた定期預金のように扱えると解説したが、今回は資産承継の視点でのメリットについて解説してみたい。
VISIONの契約期間は最大120年の特性を活かすと自分・子供だけでなく孫以降の代まで資産が遺る!
VISIONの契約期間は被保険者が120歳になるまで(もしくは証券発行から120年)となっていて、証券発行から120年の間、被保険者の名義は何度でも変更可能という特徴がある。
つまりは120年間証券を維持して引き継いでいける。
例として、父親35歳の時に子供が生まれたとして、父親が契約者、子供を被保険者としてVISIONを25,000米ドル×2年間の支払いで契約した時の例で資産がどのように承継できるかを検証してみたい。
35歳の父親は最初の30年間はクーポン配当を受け取らずに、65歳から85歳の間に年金代わりに受け取るとする。
現在の運用でいけば、据え置いた30年分と65~85歳の間で受け取れる分を合わせて124,363米ドルが受け取れる。
父親が85歳の時、子供は50歳になっている訳だが、孫がいたとすれば、契約者を父親 ⇒ 子供、被保険者を子供 ⇒ 孫へと変更させる事ができる。
契約は被保険者が120歳になるまで(もしくは証券発行から120年)であるが、亡くなってしまったら契約は終了となってしまう。
120歳までに亡くなる確率の方が高いので、亡くなる前に被保険者を子供から孫に変更しておくことがポイントとなる。
(2020年2月から被保険者を2人まで設定できるようになった。同時に亡くならなければ証券は維持できるので、で、被保険者は2人設定しておいた方が良い。)
子供が50歳から70歳の間にクーポン配当を年金で受け取ったとすると、その間の受け取り総額は63,107米ドルとなる。
そして、契約者も子供 ⇒ 孫へと変更し、孫は30歳から80歳まで年金を受け取ったとすると、年金の受け取り総額は291,305米ドル。
孫が80歳になった時点で契約終了となり解約返戻金が受け取れるが、その額は実に14,488,493米ドルになると算出されている。
親・子・孫の受取総額は合計で14,967,268米ドルとなり、利回りはなんと29,935%!
日本では考えられないような数字だが、これがオフショア金融商品の素晴らしさであると言える。
(2021年4月以降、利回りはやや下がっているが、それでも複利で長期運用すれば大きな額になっていく。)
親・子・孫が年金をしっかりと受け取れる商品構造になっているのだが、証券発行から120年後、孫が80歳の時に受け取れる解約返戻金は14,488,493米ドルとなってる。
商品自体は終了となってしまうのだが、これだけの額がひ孫に渡せれば玄孫、来孫、昆孫、仍孫・・・と資産は承継していける事だろう。
ちなみにであるが、生きている間に仍孫(じょうそん)が生まれた人はいないと言われているそうだ。
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