中小企業の後継者問題。後継ぎを探すか?M&Aを選択するか?

企業

日本は技術大国。

大企業はもちろん頑張っているが、それ以上に頑張っているのが中小企業。

独自の技術で表から裏から日本だけでなく世界を支えています。

そんな日本の中小企業、後継者問題で悩んでいる社長さんが多い。

後継者がいない!!

後継者問題は、地方よりも都市圏で問題になることが多い。

地方では跡取りも意識が高いのに対し、都心では職業の選択肢も多いので後継者の意識が低い。

また、後継者として考えられるのは親族か従業員、各々スムーズにいかない理由がある。

◆親族:子どもに引き継がせたくない、子どもが別の仕事をしている
◆従業員:中小企業は社長が借金の保証人にならならいといけない

子どもに引き継がせたくないのは、その会社・仕事はどうなんだ?と疑問に思うが、現場にしかわからない理由もあるのだろう。

誇れる技術があれば、国としても継承しなければならないし、取引先との関係で簡単には会社を畳めない。

しかし、親族でも従業員でも後継者がいなければM&Aを考えなければならない。

M&A=敵対的買収ではない!!

M&Aと聞くとマイナスイメージを持つ人も多いようだ。

しかし、実際には第3者に株式継承させるだけで敵対するわけではない。

買収される側は事業が継承され、従業員や取引先もそのまま引き継がれるケースが多い。

買収する側も事業拡大できるので、もちろんプラスだ。

買収額は、「会社の純資産+営業権(3~5年の営業利益)」が基本になる。

M&Aはそんなに悪い話ではないが、親族(子ども)に引き継がせたくないと考える社長は、会社に対して何らかのマイナスがあるはずで、その場合には買収先も簡単に決まる事はないだろう。

基本的には会社に価値がなければM&Aは成り立たない。

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