HSBC香港、諸々の手数料廃止へ!日本の銀行と真逆の対応だが金融格差に屈しないようにオフショア金融センターを活用していこう!

HSBC香港

HSBC香港、2020年11月1日(日)から26もの基本手数料を下げると発表した。

HSBC香港の口座所有者にとっては嬉しい話である。

HSBC香港は各種手数料を廃止する流れ!日本国内の銀行は手数料を増やしていく流れ!

英金融大手HSBCホールディングス傘下の香港上海銀行(HSBC香港)は11月から、26の基本サービスについて手数料を廃止する。400万人超の顧客が恩恵を受ける見通し。11日付香港経済日報などが伝えた。

無料化するのは外貨紙幣による現金の預け入れと引き出し、振替、国際送金、証明書発行、通帳繰り越しなど26の基本サービス。HSBCグループで個人向けバンキングと資産管理業務のアジア太平洋地域責任者を務めるグレッグ・ヒングストン氏によると、これ以外のサービスについても無料化を検討しているという。

HSBC香港、基本サービスの手数料を廃止 - NNA ASIA・香港・金融
英金融大手HSBCホールディングス傘下の香港上海銀行(HSBC香港)は11月から、26の基本サービスについて手数料を廃止する。400万人超の顧客が恩恵を受ける……

HSBC香港は2019年8月にアドバンス(Advance)口座とパーソナルインテグレーテッド(Personal Integrated)口座の手数料を無料にしている。

そして、2020年11月に26もの基本サービスの手数料が廃止されるとの事。

日本居住の方には関係ない部分での手数料削減もあるが、香港ドルだけでなく日本円含む外貨の窓口入出金やインターネットバンキングでの香港内他行送金や電信送金の受け取り、過去分のステートメントの発行手数料が無料になるなど日本人口座所有者に対するメリットも多い。

HSBC香港の口座を持っている人にとっては朗報だが、他の香港内の銀行もこの動きに追随するかもしれない。

日本の銀行は口座維持管理手数料を導入する動きがあったり、通帳再発行で手数料を徴収する動きがある。

(そもそも通帳は不要と思うが。)

香港と日本の銀行で全く別の動きをしているのは興味深い。

私は元々日本の銀行をそれほど信用しておらず、余裕資金を預けている事はないのだが、今後HSBC香港か日本国内の銀行か、どの銀行を活用していくべきかを考える良い材料になると思う。

香港はオフショア金融センターと呼ばれている。

オフショアとは、”その内部経済の大きさおよびこれに対する資金調達には不釣り合いな規模で非居住者に対する金融サービスを提供する国または法域”であるが、その為に法人税を著しく低くするなどの政策が取られている。

香港の法人税は16.5%(200万香港ドルまでの利益に対しては8.25%)であり、割高な日本の法人税と比較にならない。

法人税など法的な部分だけでなく、今回の手数料の話で分かるように、民間のサービスでも日本とは大きな差がある。

日本は海外と比較して金融格差が大きいのが現実なのだが、日本人でも活用できるオフショア金融センターの恩恵は受けた方が良いはずだ。

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