日本の金融庁に登録されていないRL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)。
日本居住の日本人が契約する事は違法かと言えばそんなことはなく、合法的に加入できる。
どのように契約すれば合法になるのだろうか?
その契約方法がポイントになってくる。
RL360°(アールエルスリーシックス、旧名ロイヤルロンドン)は海外にあるIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡して直接契約するしかない!
20世紀末の金融ビックバンにより、日本人が海外の金融商品を契約する事は合法化された。
だが、全てどんなやり方でもOKと言う訳でなく、契約したければ、海外へ直接注文する事になっている。
外国証券業者(外国の法令に準拠し、外国において証券業を営む者)は、日本国内における証券業の本拠として設ける主たる支店について登録を受けない限り、国内にある者を相手方として証券取引行為を行うことはできない。
他方、国内に拠点を有しない無登録の外国証券業者であっても、証券取引行為についての勧誘をすることなく、国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引行為を行うことについては許容されている。
先ず、【国内にある者を相手方として証券取引行為を行うことはできない。】と書かれている通り、営業や勧誘、契約などの証券取引行為を行う事はできない。
RL360°などの話を聞くきっかけが友人や知人からの紹介や、どこかの誰かが開催しているセミナーや勉強会である事が多いように感じるが、だからと言ってそうした人たちが営業や勧誘、そして契約に携わる事はできない。
そのような行為は金融商品取引法に抵触するからだ。
正しい方法は、海外にあるIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接連絡して注文をする事となる。
紹介した金融庁の資料にも書かれている通り、【国内にある者の注文を受けて外国からその者を相手方として証券取引行為を行うことについては許容されている。】となっている。
つまりは、直接注文する事は合法となっているのだ。
日本国内にいる紹介者や仲介会社と呼ばれる人から契約書類を渡されて契約すると大問題となる。
そうした紹介者や仲介会社の人たちは法的に問題があると言えるので、そうした人たちに無駄に個人情報を提供すべきではない。
海外オフショアの金融商品は契約からアフターサポートまでをIFAと呼ばれる正規代理店が行う事になっているので、RL360°などのオフショア金融商品に興味があれば、IFAに直接注文するしかない。
注文と言っても、先ずはIFAに直接連絡して商品概要を聞いてみたり、自分に合ったプランについて相談してみる事から始めればよい。
注文即契約と言う訳ではない。
また、海外にある正規代理店=IFAと言えど、日本人スタッフがいるところもある。
そうしたIFAで日本人の受け入れ実績やサポート実績が豊富であるところを選択すれば、加入時だけでなく満期まで安心して契約を継続する事ができる。
契約からアフターサポートまで責任持ってクライアントと直接向き合ってくれるIFAを選択しないと、満期を気持ちよく迎える事は出来なくなってしまう事だろう。
RL360°などが提供するオフショア籍の金融商品の情報を友人や知人から聞いたり、どこかの勉強会やセミナーで知ったとしても、IFAから話を直接聞かないと商品概要が間違って伝わってしまう事が多い。
間に入る紹介者や仲介会社は知識が狭く薄い事がほとんどで、強引にでも契約させようと話を盛った営業トークをしてくる事も少なくない。
また、RL360°が提供する金融商品は基本的に長期契約となるが、間に誰かを挟んで契約すると、そうした人たちがサポートを請け負う事になることが多いのだが、いつまでサポートしてくれるかは分からず、契約数年後に紹介してくれた人と連絡が取れなくなってしまうケースが少なくない。
紹介者や仲介会社のサポートは、商品概要と同様に間接的になってレベルが下がり、適当になる事が多い。
サポートはお金にならないので、紹介者や仲介会社にとって気持ちが入らないのだ。
RL360°契約後にサポートが受けられない状態になってしまっては大変だ。
長期契約において最も重要なアフターサポートを杜撰な体制で受けていたら、満期まで継続させるのも大変になってくる。
RL360°が提供している金融商品を契約する事は違法でも何でもないが、契約方法について間違える事無く正しく行ってもらいたい。
オフショア投資に限った話ではないが、原理原則に沿って行動する事がとても重要となってくるのだ。
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RL360°のIFA選択基準とは?
RL360°の契約において、IFAに直線連絡して直接商品概要を聞き、直接契約して直接サポートを受ける事の重要性を説いてきた。
それ以外にIFAを選択する際の基準はあるのだろうか?
そうした点についても解説していきたい。
RL360°などが提供するオフショア金融商品は日本に登録されていないので、日本にIFAは存在しない。
海外にあるIFAに直接連絡する事になるのだが、海外にあるIFAとは、そのIFAが登録されている国や地域の保険業を管理監督する機関や金融庁に登録されている会社となる。
例えば香港であれば、保険業を管理監督する機関である香港保険業監管局”Hong Kong Insurance Authority(HKIA)”と、金融庁である”Securities & Futures Commission of Hong Kong”への登録がされている事を確認すべきである。
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority
☆香港金融庁 ⇒ Securities & Futures Commission of Hong Kong
RL360°は金融商品なのでSFCの確認だけしておけば良いと思うが、HKIAの登録もしていれば選択できる商品の幅が広がるのでベストと言える。
(ただし、RL360°は香港にも登録されていないので、香港外にある関連会社との契約にしているのが一般的である。)
広東語や英語のサイトになっているので登録を確認するのは難しいかもしれないが、分からなければ直接IFAに質問して登録番号を聞いてみれば良い。
こうした登録が無くIFAのように振舞っている会社もあるので要注意。
RL360°は違法な商品でも何でもないが、こうした登録をしていないと別の詐欺商品を案内されてしまうリスクがある。
保険当局や金融庁に登録していて詐欺的な商品を販売すると、登録を取り消されてしまうので、しっかりと登録されてるIFAで直接話を聞けば、合法的な商品しか案内されないので安心できる。
この他、多くの保険会社と提携していたり多くの国にクライアントがいると、そのIFAのビジネスは安定するので、将来に亘って安心してサポートを受けられる事になる。
どこかの保険会社に特化していたり、日本など特殊な市場だけを相手にしていると、どこでその紐が切れるか分からないので危険となってくる。
保険会社との提携数が多ければ、それだけ選択できる商品リストも増えてくるメリットも生まれる。
以上の話をまとめてみるが、IFAは以下の条件を基に選定してもらいたい。
◆直接クライアントを受け入れてくれるIFA
(商品概要を直接聞けて、直接契約ができ、直接サポートしてくれるIFA)
◆IFAの登録国や地域の保険当局や金融庁に登録されているIFA
◆多くの保険会社と提携していて、多くの国にクライアントがいるIFA
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