とある方から、〇〇〇と言うIFAは評判が良いですが実際にはどうなんですか?と質問を受けた。
私としては全く評価していないIFAだったのでビックリした。
インターネットに書かれている情報を鵜呑みにしてしまったのだろう。
IFAの選定基準を客観的視点で検討してみる!
情報リテラシーという言葉があるように、インターネット上の情報を如何に正しく取捨選択していくかは現代社会に生きる我々にとってはとても重要な要素となってくる。
海外積立投資や海外保険商品に関してはIFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれる正規代理店から直接情報を聞く事が大きなポイントになるのだが、その為にはIFAをしっかりと選定しなくてはならない。
以前にも記載したが、私のブログの情報も私の主観が少なからず入っている部分があるので、今回は客観的視点でIFAの選定基準についてまとめてみたい。
①現地の金融庁や保険当局の登録・認可を受けているかどうか?
IFAとは何ぞや?と議論する事もあるのだが、現地の金融庁や保険業の登録を受けている会社である事が最低限必要であるはずだ。
例えば、香港であれば金融庁であるSecurities & Futures Commission(通称SFC)や香港保険業監管局Hong Kong Insurance Authority(HKIA)に登録されている事を確認すべきである。
②公式サイトで会社情報が確認できるかどうか?
IFAは公式サイトを持っていて然るべきだが、公式サイト内で①で説明した金融庁などの登録・認可状況などの会社情報をチェックすべきである。
本来であれば、本社などに訪問してどんなオフィスか、どんなスタッフがいるかを確認するのがベストだが、コロナ禍の今はそれが難しいので、公式サイトでどんな会社かを確認するしかない。
③多くの保険会社と繋がりがあるIFAかどうか?
巷にいる紹介者や仲介者からオフショア投資商品を紹介されると、一つの商品しか知らされない事も多い。
実際には日本居住の日本人でも契約できる商品は幾つかある。
多くの保険会社と提携している方が取り扱いアイテムが増えるのでIFAとしての経営が安定するはずであるし、商品知識が増える事で金融全判の知識も多く持っていると判断できる。
④多くの国にクライアントが存在するかどうか?
海外積立投資やオフショア保険商品は日本人だけの為に提供されているものではない。
日本人顧客ばかりがいるIFAよりも多くの国でクライアントを抱えているIFAを選定すべき。
日本市場から撤退していく保険会社は後を絶たないが、日本顧客を中心にビジネスをしているIFAであると経営の将来性に不安を覚える。
そうなると、いつまでサポートしてもらえるか分からなくなってしまう。
⑤自社で契約からサポートまで責任を持って対応してくれるかどうか?
IFAの責務は契約時だけでなく、アフターサポートまでを請け負う事になる。
自社で責任を持ってアフターサポートを対応してくれるかどうかを確認すべし。
直接IFAに連絡して、自分に合った商品を案内してもらって契約をする事はもちろん、契約後も自社でサポートを直接してもらえる体制になっているかどうかを確認しなくてはならない。
紹介者経由でしか契約出来ないIFAや、IFAに直接連絡するとどこか違う個人や会社を紹介してくるようなIFAであると責任の所在も曖昧となる。
MLM(マルチレベルマーケティング)のように紹介者を構築する事に躍起になっているIFAもあるが、紹介者経由でそうしたIFAと契約する事の良し悪しは少し考えてみれば分かると思う。
こうした紹介者が増えるとそのIFAの事を良く言う人が増えるので、評判が良いIFAのように感じてしまうが、その実態は真逆と言えるだろう。
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