岸田文雄首相は「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした新しい資本主義実現を目指しているそうだ。
その実現の為に「新しい資本主義実現会議」なる組織を立ち上げている。
渋沢栄一に渋沢敬三、そして渋沢健!渋沢家の家系はどうなってるの?
新しい資本主義実現会議のメンバーにコモンズ投信の渋沢健会長が選出されたとしてニュースになった。
渋沢健氏は2024年に発行される新一万円札の肖像画や2021年の大河ドラマ「青天を衝け」で生涯が描かれている渋沢栄一氏の玄孫(孫の孫)である。
2021年の流行語大賞に「渋沢」が選ばれるのではないかと思われるほど「渋沢」を良く耳にする1年のような気がする。
一体、渋沢家の家系はどうなっているのだろうか?と思うのだが、【渋沢 家系図】などで画像検索すると色々と出てくるので、気になる方はそちらで調べてもらえればと思う。
と言うのも、家系図が広すぎる…
渋沢の姓で最も有名なのは渋沢栄一だと思う。
その渋沢栄一を語るには父である市郎右衛門の存在が大きいようだ。
財政難に陥っていた為に婿養子に出された市郎右衛門だが、なんと、市郎右衛門はその家を一代で村二番目の財産家にまで育てたそうだ。
渋沢栄一が後にビジネスで名を上げていく理由としては、父が財政難の家庭を救った姿を見ている部分も大きいかもしれない。
正に金融教育である。
そんな渋沢栄一は日本初の銀行の開業に携わった他、キリンビール、東京ガス、東洋紡etc、500以上の企業の創設に関わっていると言われている。
ここまで多いと関りの深さが謎になってくるが、その渋沢栄一には7人の子供がいたそうだ。
最初に結婚した女性がコレラに感染して早くに亡くなっていて、2人の女性との間に授かった子供の数だそうだが、妻以外にも多くの愛人がいて実際にはもっと多くの子供がいるとの話もある。
家系図に載せられない話であるが、仕事ができる男性は女性の扱いも上手いと書いてしまうと女性に怒られそうだが、それだけ彼のDNAは引き継がれていると考えられる。
渋沢栄一が500社以上の創業に関わったように、そのDNAを持った人たちも日本の多くの企業の創業に関わったと想像できる。
だが、そのDNAを持った1人が、昭和21年に預金封鎖をした時の大蔵大臣である渋沢敬三であったりもする。
預金封鎖は戦後直ぐの事、戦時中に大量に発行した赤字国債の影響もあったであろう。
当然、致し方ない部分もある。
だが、戦争中・戦後ではない現在の日本も昭和の終わり頃から右肩上がりに積み上がっている赤字国債の量はコロナの影響も加わり更に山積みへ。
渋沢健氏を含む新しい資本主義実現会議のメンバーがどのように日本経済をかじ取りしていくか興味があるところであるが、政府を信用していても仕方ない。
新しい資本主義実現会議はそれはそれとして、個人として行き残る術を考えて実行していかなければならないだろう。
次なる渋沢姓を語る人物がどのように日本社会に現れるのか、そしてその時、日本経済はどのようになっているのだろうか?
興味深いと書いたが、そんな悠長な事を言っている場合ではないとも言える。
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