金融知識の無い資産家と金融知識のある一般階層ならどちらが良い?釣った魚(財産)を子供に与えるか魚の釣り方(財産の築き方)を教えるか?

金融知識・金融教育

今それほどお金が無いとして、現金1億円をもらえる、もしくは完璧なまでの金融リテラシーを得られるとして、あなたならどちらが欲しいですか?

今を生きるならお金が直ぐに欲しいだろうし、将来や資産承継を考えるのであれば金融リテラシーが必要となってくる!

冒頭の質問、カッコいい回答としたら「完璧なまでの金融リテラシーを得る。」だと思う。

だが、私は1億円を選択するだろう。

だって1億円欲しいでしょ?ww

投資や資産運用のブログを見ていると、金融リテラシーを向上させる事の重要性が説かれている。

私もそのように書いているが、金融リテラシーだけを上げても意味がない。

お金が無ければ、その知識は宝の持ち腐れとなってしまうし、実際に得た知識を活かして行動しなくては金融リテラシーがあると評価もされない。

頭でっかちな人と思われるだけである。

「釣った魚(財産)を子供に与えるか、魚の釣り方(財産の築き方)を教えるか?」と議論になるが、釣った魚の量次第で回答は変わってくると思う。

潤沢に死ぬまで困らないだけの財産が頂けるのであれば、財産をそのままもらえば良い。

人によって死ぬまでに必要な資産額は分からないので、個々によってどちらを選ぶかの損益分岐点は変わってくるだろう。

ここまで書いてきて、私が現金主義者のように思うかもしれないが、今を生きる・自分だけが生きるのであればそれで良いと思う。

だが、お子さんやお孫さんの事を考えれば、如何に資産承継をしていくかを考えなくてはならない。

その為には、いくら潤沢に資産があったとしても金融リテラシーを高め、次世代に資産を継ないでいく方法を模索する必要がある。

特に日本では多額の相続税が徴収されるので、親の資産は孫の三代目で尽きてしまうと言われている。

そうならないように、資産を可愛い子供や孫に継いでいくには金融リテラシーが必要なのだ。

 

釣った魚(財産)を子供に与えるか、魚の釣り方(財産の築き方)を教えるか?の議論、ここに資産承継も加えて考えると、釣った魚の寿命を如何に伸ばせるかにあると思う。

お腹を満たす為に魚を食べていかなくてはならないが、日本の場合は大量の魚を強制的に徴収(徴税)されてしまう。

如何に魚を持っていかれないように繁殖させるかこそが金融リテラシーであるが、その金融リテラシーを活用するにはそもそも魚(財産)が無ければ意味がない。

卵が先か鶏が先かのような話だが、資産が無ければ資産承継などできないし、知識もなければ途中で尽きてしまうので、結局は両方が大事であるとしか言えない。

 

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