誰しも、誰にも縛られずに自由に生きていたいと考えるものだ。
それ故にFIRE(Financial Independence, Retire Early)=「経済的自立、早期リタイア」という言葉が流行っていたりする。
早く自由になりたいと思い、短期間で巨額なリターンを得ようとする人もいたりするが、何事もStep by Stepである。
ビジネスでもスポーツでもそうだが、小さな一つずつの積み重ねが大きな成果を生む事を知っておかなければならない。
物事は全て0 ⇒ 1から上昇していく積み重ね!
FIREしたいと考えて高利回り案件ばかりに目を向ける人が少なくない。
一攫千金みたいな話だろうが、それは言ってしまえば博打である。
そうした気持ちを持った人が興味をそそられてしまうのがHYIP(High Yield Investment Program)=ハイプ案件と呼ばれる高利回り案件である事が多い。
高利回り案件と書けば聞こえはいいが、実際に高利回りで運用されるのは当初数ヶ月・数年だけである事が多い。
実際にはポンジスキーム(≒自転車操業)である事がほとんどで、最初から数年後には飛んでしまう事が計画されている事が多い。
なので、仮にHYPE案件で最初はそれなりのリターンを得たとしても、どこかのタイミングで0になってしまう事は多い。
FIREなどを夢見る人たちは言葉巧みにHYPE案件を紹介されるとノコノコと契約してしまう事があるようだが、長い目で見たら時間とお金を無駄にするだけである。
そうした案件を続ける事は困難であり、お金の管理も出来ずに資産が底をつき退場となる人もいたりする。
投資の達人たちの言葉を借りれば、退場しない事が最も重要だと気付く。
投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェット(Warren Edward Buffett)は投資の格言として以下のように語っている。
その①:決して損をしない事
その②:①を決して忘れない事
損を最小限にする事が重要なのだ。
決して退場などしてはならない。
投資の神様でさえ、先ずは損をしない事を重要視しているのに、我々一般人が過剰な目標を立ててはならない。

また、同じく投資の達人として有名なジョージ・ソロスは以下のように語っている。
「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ!」
ジョージ・ソロスもウォーレン・バフェットと同じように退場しない事を最重視している。
こうした投資の天才たちの言葉をしっかりと理解して受け入れる事が必要だ。
退場せずにコツコツと継続できていれば、長い目で見ると大きな価値を生んでいる事は少なくない。
0からいきなりジャンプアップして100や1000になる事はない。
ビジネスの世界では0⇒1が大事と言うが、投資や資産運用の世界でも同様である。
特に資産運用の場合は0⇒1になった後、0⇒1⇒2⇒3⇒4⇒5と進んでいくのではなく、0⇒1⇒2⇒4⇒8⇒16と指数関数的に増えていく事がある。
これは複利効果である。
こう書くと簡単に指数関数的に資産が増えると勘違いしてしまう人がいるが、指数関数的に増やすのにも時間が必要だ。
10年以上の期間は少なくとも想定しておかなければならない。
20年、30年と考えて資産運用をすると、思った以上に資産が増えているケースが多いのだ。
正に積み重ねであるが、72の法則に従って考えればその意味は分かってくると思う。
72の法則は複利運用により資産が2倍になるまでの期間を算出する法則であるが、例えば利回り4%であれば18年で資産が2倍になるので、36年で資産が4倍になる事になる。
FIREしたいと思っても、資産を増やすにはそれなりの時間が必要な事を認識しなくてはならない。
簡単に利回り4%であればと書いたが、日本国内でそうした金融商品・保険商品を見つけるのは困難だ。
自分で投資・資産運用を行い利回り4%以上を叩き出す年もあるかもしれない。
だが、継続して利回りを出し続け、それを複利で運用していくとなると想像以上に鍛錬された精神力が必要となってくる。
FIREしたい人がどれくらいの金額をターゲットにしているか分からないが、海外には利回り6~7%で複利運用されている保険商品があったりする。
保険会社が運用してくれるので精神的負担は軽減され、それなりの期間を掛ければ資産価値は右肩上がりで増えていく。
参考までに、リターンは以下のようにシミュレーションされている貯蓄型保険商品があったりする。
◆10年後:140%
◆15年後:191%
◆20年後:279%
◆25年後:394%
◆30年後:551%

本来はこうした商品を契約する事が資産運用の基本と言えるのだが、投機的に考えて高利回りプランやスキームだけを追いかける投機マインドになってしまう or 投資・資産運用を行わないの2通りに多くの日本人は分かれてしまうのが問題だと感じる。
前者については散々説明してきたのでイメージが湧いてきたと思うが、後者も問題である。
投資・資産運用を行わなければ損をしないのでは?退場にならないのでは?と思ってしまう人もいるかもしれないが、何もせずに銀行預金にお金を寝かしているだけだと資産価値は徐々に目減りしていってしまう。
コロナ禍後半から物価が高騰していて、家計を苦しめている。
物価が高騰しているという事は裏を返せばお金の価値が落ちているという事だ。
物価高騰以上の利回りを求めなければ、資産価値は減少していってしまう。
タンス預金は論外だが、銀行に預貯金していても雀の涙ほどの金利しか得られないし、日本の保険会社が提供している保険商品を見ても、大した利回りではない。
そもそも、日本は物価高騰に苦しんでいるとは言え、世界のインフレ率と比較すればとても低いインフレ率である。
だが、世界は繋がっているので、近い将来は日本も世界と同様のインフレーションに襲われても不思議ではない。
ラーメンが1杯2,000円、3,000円となっても食べていけるだけの資産価値を求めなければならない。
そう考えると、日本の金融機関に頼っていてはムリだろう。
とは言え、HYPE案件に騙されてはいけない。
となると、先ほど紹介したような利回り6~7%で複利運用されている保険商品を活用して資産価値を向上させていく必要があるはずだ。
コロナ禍後半からは物価高騰と同時に円安も進行している。
(円安なので物価が高騰したと言う背景もあるだろう。)
人口減少・少子高齢化が進む国の通貨が強くなる事は考え辛い。
人口動態(人口ピラミッド)で将来の人口はおおよそ予測できるが、残念ながら日本で明るい未来は想像できない。
つまりは、日本人は日本円リスクにも対応していかなければならないのだ。
日本に住んで日本で働き、日本円で収入を得ている人が日本円だけで資産を持っているのはリスクを高めているようなのものである。
先ほど紹介した利回り6~7%で複利運用される貯蓄型保険商品は日本にいながら契約でき、日本にいながら銀行送金やクレジットカードでの引き落としで保険料を支払える。
そして、契約通貨は米ドル・カナダドル・英国ポンド・中国人民元から選択できるので、日本にいながら海外に資産を移せ、外貨建ての資産を持てるようになるので日本円リスク対策としても活用できるのだ。
損をしないこと、退場しない事、生き残る事が重要だと成功者は語っているが、日本人としてそれを成し遂げるツールは日本国内には見当たらず、海外の保険商品などを活用するのがキーとなってくるはずだ。
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