FIREが目的の人生ってこれ如何に?資産運用を勉強するのは良いが、短期的なゴールを求めると失敗するのでは?

金融知識・金融教育

いつの頃からか資産運用の世界でFIREという言葉が誕生し、今では資産運用を行っている人の大部分が知っている言葉になっている。

”Financial Independence, Retire Early”の頭文字を取った略語で、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味するのだが、FIREを目標にする人生は果たして楽しいのだろうか?

FIREを目標にしても人生楽しくないと感じる。また、人生が失敗する可能性もあるのでは?

「お金があっても幸せになれるとは限らないが、お金がなければ幸せにはなれない!」なんて言葉があるが、正にその通りだと思う。

人生においてお金は必要不可欠なもの。

お金無くして幸せになることは難しい。

だが逆に、お金があったからと言って幸せになれるとは限らない。

人生の楽しみをどこに求めるかだと思う。

お金を稼ぐこと自体が好きな人もいるが、趣味や家族との生活を重視する人もいるだろう。

どのように生き甲斐を見つけていくかがとても重要だと思う。

お金はその為に必要なツールの一つにしか過ぎないのではないだろうか?

 

しかし、若い世代を中心に盛り上がっている(?)FIREを見ていると、如何に短期間でお金を得るかと言う事に躍起になっているように感じる。

その結果、レバレッジをかなりかけた投資を行ったり、高利回りHYIP=High Yield Investment Program (ハイプ) 」と呼ばれるような高利回り案件に手を出してしまっている人が多い。

その行く末はと言えば、FIREどころかお金を燃やす結果になり、資産が違う意味でfire(炎上)してしまう人が多いように感じる。

若くして資産運用を実践する事は今の日本にとって重要な事であるが、しっかりとお金の勉強をして、資産構築は時間を掛けて時間を味方にするという事を学んでもらいたいと思う。

若ければ若いほど、将来に向けて使える時間が長いので、じっくりと資産構築ができる。

うさぎと亀の話ではないが、結果的にどちらが幸せになるかを考えなくてはならない。

しかし、日本の金融商品は亀どころか全く動かないレベルの利回りとなっているので、世界に目を向けて安定的に利回り4%程度で運用されている商品がある事を知ってもらいたい。

HYPE案件に気持ちを持っていかれている人は利回り4%は小さく感じるかもしれないが、72の法則に従えば18年で資産が2倍になり、36年で資産が4倍になる計算だ。

(2022年の金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!

利回り6%で計算すると、12年で資産が2倍、24年で4倍、36年で8倍になるイメージだ。)

亀と言えど、納得できるスピードではないだろうか?

 

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