2014年初から動きの少なかった為替相場。
ドル円は8月の終わり頃から動き始め、9月には5円以上の円安ドル高に。
1ドル110円が見えてきた。
ネガティブシンキングな日本人
円高が進んでいる時は、このまま50円までいくんじゃないかと予想するアナリストもいた。
その予想内容や結果はさておき、円高が進む事に対してネガティブな報道が多かったと記憶する。
高度経済成長期は加工貿易により輸出産業で日本の景気は潤った。
今でも日本のGDPの大部分は製造業が占めており、確かに円高は輸出企業に対しては厳しい。
しかし、輸入は安い。
原材料費は安くなったはず。
製造業だけでなく、一般家庭でも食料品を中心に恩恵を受けるはずなのに、そこにはあまり注目しない。
そして徐々に円安進行中。
輸出企業に対しては好都合な局面になってきた。
しかし、報道を見ていると原材料費の高騰ばかりがクローズアップされている。
ネガティブな国民性が垣間見える。
報道を通して、ネガティブシンキングを教育しているのかもしれない。
投資に関しても外貨(海外)積立している人は「積立額が多くなる」と不平不満を言う人がいるが、円安になれば日本円換算での時価総額が増えるので喜ばしいと思うのだが。。。
円高の時は安価に積み立てられる利点がある。
一番のベストは徐々に円安になっていくことにあるのだが、どうも瞬間瞬間の事象で捉えてしまう人が多いと感じる。
日本と世界の人口動態(ピラミッド)をみれば、日本と世界の景気は今後乖離していくことだろう。
即ちは更に円安ドル高に進むと考えられる。
この事に関して、積立額が徐々に増えるとネガティブに考える人は外貨(海外)積立をするのに適さないかもしれない。
と言っても、日本円だけで積み立てる方がリスクが高いはずだ。
元々日本円のリスクを把握して外貨(海外)で積立をスタートさせたはず。
原点に立ち返ってみることも重要だ。
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