2014年も大晦日。
振り返ってみれば、相場は大きく円安に、日経平均株価も上昇した1年だった。
アベノミクスのお金はどこに流れているのか?
2014年の為替相場は105.3円でスタートして120円まで上昇を見せた。
約14%の上昇。
結局、1度も100円を割ることもなかった。
こうした円安、エコノミストで予想していた人はいるのだろう?
私の周りでは円安を予想する人が多かったが、巷のエコノミストの言うことを鵜呑みにしてはいけない。
株価も10%近くの上昇を見せた。
しかし、世界ではもっと上昇を見せた株価指数がある。
何故ここでS&P500と比較しているのか?勘のいい人なら気付くであろう。
日経平均株価は日本円を印刷した結果の上昇だと思うが、S&Pは実力のあるベンチャー・新興企業が集まっている。
来年以降、どちらが上昇するだろうか?
S&P500以外にも、世界には多くの株価指数があるので、色々と比較してもらいたい。
比較するポイントは、2014年だけの結果だけでなく、超長期での比較。
1年だけで比較しても、その株価指数の実力値とは言えないだろう。
そして、過去の値動きが将来を保証するわけではないので、その株価指数が意味するところも把握しなければならない。
2012年末の政権交代以降、アベノミクスで盛り上がったが、行っていることは日本円の印刷である。
こうして大量に印刷された日本円は日経平均株価を押し上げることになったのだろうが、実態経済を伴ってはいない。
そして、大量に印刷された日本円は海外に流れていき、円安になっていると考えられる。
大量に印刷された日本円は徐々にその価値を下げていて、円安に拍車を掛けているはずだ。
このように書くとアベノミクスの実態は何だ?と思う人もいるだろうが、株価上昇と円安という結果だけを目指したものがアベノミクスであり、その戦術が日本円の印刷と考えれば、政府とすれば作戦通りだろう。
アベノミクスの実態が国民にも分かり始めた2015年、日本経済はどのようになっていくだろうか?
経済に予想をすると明るい未来は見えないが、明るく楽しい1年になりますように・・・
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