いつの頃からか一般的な単語となった「終活」。
エンディングノートには連絡先を記入するページがあり、家族や親戚、友人・知人のリストをまとめられるようになっていたりする。
エンディングノートの連絡先をリスト分けしておく事を推奨する人もいる。
それに倣って、若い世代の人でももしもの時の為のリスクに備えて最低限必要な連絡先だけでも作成しておいた方が良いのかなと感じた。
若い世代はスマホのLINEだけで繋がっているケースが多いと思う。
LINEの履歴を見れば重要な人物は特定できると思うが、イザと言う時に第三者が見ても重要な連絡先が分かるようなリストは必要だと感じた。
親族のリストだけでもまとめておこう!
ひと昔前までは年賀状を送るのが当たり前で、年賀状があればそれを基に連絡先を把握できていたはずだ。
しかし、年賀状を送らずにSNSやスマホのテキストメッセージでやりとりを済ませるように時代が変わっていて、全ての情報はスマホの中という人が増えている。
もしもの時にスマホの暗証番号を誰かに教えていれば良いが、そんな人は少ないだろう。
(本人とスマホがセットであれば、顔認証や指紋認証の場合は対応できるかもしれない。)
プロバイダーに連絡すれば何らかの対処をしてくれるかもしれないが、そもそも自身が亡くなった後にスマホの中身を見られたくない人も多い事だろう。
ならば、重要人物だけでも連絡先リストを作って、自信が亡くなった後に目に付きやすいところに置いていた方が良いと思う。
エンディングノートでは連絡先を分けた方が良いと解説する人がいるが、例えば以下のような分け方をするようだ。
◆家族・親族のリスト
◆お別れをしたい方のリスト
◆葬儀に呼びたい方のリスト
◆すべてすんだ後にお知らせをしたい方のリスト
若い世代の場合はどこまでリストを作っておくべきかを考えるのが難しいが、少なくとも家族のリストはあった方が良いはずだ。
突然亡くなったとしても家族・親族には連絡がいくようになる。
また、加えて作っておかなければならないのが、資産のリストだと思う。
自分の資産はどこにどのようにあるのかを、家族や親族が分からなければ資産も一緒に死んでしまう。
銀行や証券会社、保険会社のリストがあれば、最低限のそうした金融機関に連絡する事により何とか対処できる。
オフショア投資を行い海外に資産がある人も同様だが、加えてIFA(Independent Financial Advisor)=正規代理店の連絡先が重要となってくる。
海外の場合、自身の死後に第三者が保険会社に連絡しても英語であったり法律の問題があったりと、直接対処してもらうのは難しい。
こうしたアフターサポートを行うのもIFAの仕事となってくるので、IFAの連絡先をリストに入れておく事が重要となってくる。
こうしたリストを作っておく事で自分の死後に困る人を減らせる。
特にお金に関しては争族となる事も多いが、そもそも資産保全や資産運用を考えるのであれば日本国内に資産を置いておくべきではないだろう。
海外の銀行や保険会社を使うとしたら、それこそ死後の対応を考える必要があるが、サポート力のあるIFA(正規代理店)でお世話になり、そのIFAの連絡先の情報をリストに入れて家族が分かるようにしておけば大きな問題は起こらないだろう。
自分が亡くなった後の事務手続きはもちろんだが、遺った資産をどのように対処していくかを考えてくれるはずだ。
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