大阪都構想の是非を問う住民投票、反対派多数となり、大阪都構想は否決された。
今回の投票で、60歳代以下は賛成が多く、70歳以上の意見で判決が別れたと議論を集めている。
人口ピラミッドより年齢層別グラフのがわかりやすい日本の人口比率
大阪都構想は60歳代以下(69歳未満)の意見は賛成が多く、特に20代・30代で顕著であったようだ。
それを70代以上の意見で否決されたことが注目を集めている。
実際には20代・30代などを含む60歳代以下の投票率がわからないとしっかりとした議論はできないので、ここでは深く突っ込まないこととする。
私が気になったのは人口比率。
日本の人口を見る時に人口動態(人口ピラミッド)や「年少人口(15歳未満)」「生産年齢人口(15歳以上65歳未満)」「老年人口(65歳以上)」という見方は良くするが、あまり年代別での人口を見たことがないので、調べてみた。
総務省統計局のホームページにデータがエクセルで公開されている。
最新の平成25年のデータからまとめてみた。
年齢層 | 男(×1,000人) | 女(×1,000人) | 計(×1,000人) |
10歳未満 | 5,427 | 5,172 | 10,600 |
10代 | 6,065 | 5,772 | 11,836 |
20代 | 6,687 | 6,388 | 13,075 |
30代 | 8,459 | 8,224 | 16,683 |
40代 | 9,116 | 8,956 | 18,074 |
50代 | 7,710 | 7,756 | 16,465 |
60代 | 8,923 | 9,442 | 18,366 |
70代以上 | 9,519 | 13,681 | 23,199 |
計 | 61,909 | 65,388 | 127,298 |
性別比では女子のが多いというイメージだが、40代以下では男子のが多い。
50代から女子のが多くなるが、女子のが長寿ということからだろう。
70代以上には80代以上も含まれるとはいえ、70代以上の女性の意見が日本では一番強いと言える。
もう少しわかりやすくするために、棒グラフにしてみた。
50代の人口が凹んでいるものの、綺麗な右肩上がりであるのは少子高齢化である証拠。
人口動態のグラフよりわかりやすい。
このグラフが年々右側に異動していくが、棒グラフの高さが短くなっていくので、人口が減っていることになる。
若者の力・考えが日本でどれほど及ぶか?
70代以上の女性が日本を変えてくれるか?
この2点が今後の日本にとって大きなポイントであることが、このグラフから見て取れる。
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