不動産投資はどうですか?と聞かれる事がある。
特に、女性を中心にセミナーなどが行われていて興味がある人が多いようだが、私個人的には不動産投資はお勧めしていない。
その理由とは?
不動産投資をお勧めしない5つの理由とは?
私が不動産投資をお勧めしない理由をまとめてみたい。
①人口問題
日本の人口は2005年をピークに減少に転じている。
人口が減少している国で不動産投資を行うのはキャピタルゲイン的にもインカムゲイン的にもプラスになり辛いはずだ。
また、日本の場合は人口問題だけでなく地震や台風などの天災リスクも持っている。
②海外は規制が多い!
人口の観点から考えると、海外なら良いのでは?と考える人がいると思うが、海外は規制が多い。
言語はもちろん、その国の法律をどこまで理解ができるかがポイントになってくるはずだ。
法律だけでなく、ローカルルールや文化的側面で把握しきれない部分も出てくる事だろう。
海外の不動産は、間にブローカーやコーディネーターが入るケースがほとんどだと思うが、だからと言って彼らを100%信用するのではなく、自分自身が理解できなければ購入すべきではない。
最悪なケースを考えて、彼らに逃げられていまったら何も取り返せない。
③複利ではない!
不動産投資はインカムゲインかキャピタルゲインかに別れる。
定期的収集を目論むインカムゲインであったとしても、それは複利で運用できるものではない。
どうせ投資をするのであれば、複利運用できる商品を選択した方が良いと思う。
④流動性がない!
では、売却益を狙うキャピタルゲインではどうだろうか?
不動産は流動性があるものではなく、簡単に売却できるものではない。
資産価値が上がる不動産を入手できればいいが、そうした物件が下流にいる人まで簡単に回ってくるとは思えない。
⑤初期には分からないリスクがある!
不動産投資には空室リスクなどがあるが、契約時に思っていた以上の空室率になるかもしれない。
また、年々修繕管理費がかかってくるがどれくらいの数字になるのか分からない。
見込んでいた修繕費以上のケースになるかもしれない。
複利の話にも絡むが、投資は長く行った方が良くなるものを選びたいが、不動産投資は長く持てば売却も難しくなり、リスクが増える。
不動産投資で成功している人は何人も知っている。
それでも私が不動産投資をお勧めしないのは、成功者を見ていると投資ではなくビジネスとして捉えているからだ。
物件選びから管理、はたまたその後の展開までを含めて自分の力で不動産事業を行っている。
ビジネスとして不動産で資産を増やしていくと考えるのであれば良いが、片手間に投資案件の一つとして考えるのはいかがなものかと思う。
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