2019年1月7日より「国際観光旅客税」いわゆる「出国税」が導入される事が決定した。
日本人・外国人問わず1人1,000円が出国時に徴収されるが、航空券などに上乗せされるシステムになるようだ。
世界各国の出国税について調べてまとめてみた!
日本でも導入が決まった出国税、正しくは「国際観光旅客税」となっているが、世界でも名前は違えど同じように出国時に徴税されるシステムを持っている国が幾つかある。
国 | 名目 | 税額 |
アメリカ | 国際通行税 | 18USD(出発及び到着) |
メキシコ | 出国料 | 29.85USD |
アルゼンチン | 出国審査税 | 10USD |
香港 | 出国税 | 120HKD |
オーストラリア | 出国料 | 60AUD |
ざっと調べた感じのまとめでありこれが全てではないが、先進国では既に徴税されている国が多い。
この他、欧州では旅客保安料・搭乗税・旅客サービス料という名目で国際線を出発する時にお金がかかる事も多い。
⇒ 空港税一覧表
金額的に1人1回の出国で1,000円であり、それが航空券に上乗せされるのであれば、出国税の影響で海外に行く事を拒んだり、インバウンドに影響が出る事もないだろう。
ただし日本の場合、多種多様な税金が日々の生活で取られていて、また税金が増えるのか!?と言った感覚になってしまう。
今回の出国税のように、他国では既に徴税しているものの日本ではまだ無い税金について調べて法整備していくのではないかと思ってしまう。
出国税と聞いて、違う税金を思い浮かべた人もいると思う。
それは、「国外転出時課税制度」ではないだろうか?
今回導入された出国税(国際観光旅客税)は出国の度に国籍問わず1,000円が課税されるものだが、「国外転出時課税制度」は2015年7月に施行された税金で、1億円以上の有価証券を持つ富裕層が海外に移住する際、株式の含み益に所得税を課すというもの。
一時的な出国でも、海外移住でも日本政府は徴税したくて仕方ないようだ。
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