年々、海外に現金を送金するのが難しい時代になっている。
その流れは今後も続きそうだ。
本人確認を十分に済ませた口座からでないと送金・着金できない時代に突入!
三菱UFJ銀行が、2019年6月から支店窓口での現金による海外送金を取りやめるようで、みずほ銀行なども同様の考えを持っているようだ。
三菱UFJ銀行が、6月から支店窓口での現金による海外送金を取りやめることが28日、分かった。国際的に要請が高まっているマネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金対策の一環。みずほ銀行も今後、同様の対応を取る方針のほか、地方銀行では既に取りやめたところも出ている。
現金は、資金の出元などを確認できない場合があり、不正な取引につながる可能性があるため。本人確認を十分に済ませた口座やインターネットバンキングを使った海外送金は引き続き受け付ける。6月からは口座開設時に取引目的の質問事項を増やすなどして、不透明な取引の排除に向けた取り組みを進める。
窓口の現金海外送金とは、口座を持っていない人でも銀行窓口に行き振込用紙に必要事項を記入すれば送金手続きをしてもらえたが、それができなくなるという事だろう。
完全に日本の銀行から海外に送金できなくなる訳ではなく、本人確認を十分に済ませた口座・インターネットバンキングからは可能となっている。
2018年末頃からマイナンバーが提出されていない口座では海外からの着金できなくなる傾向にあったが、送金も同じようになるのかなと思う。
海外の銀行でも、出どころの分からない現金を窓口で入金しようとすると拒否されることがある。
日本に限らず、世界的に出処不明な現金の扱いが強化されている。
人口減少・少子高齢化が進み経済が上向く傾向が見られない日本に余裕資金を置いておかない方がいいと私は考えている。
なので、余裕資金は海外で活用すべきと思いこのブログでも書いているが、この考え自体はマネーロンダリング(資金洗浄)でも何でもない。
ただし、国際間の現金の行き来は厳しくなっているので、早め早めに日本にある余裕資金を海外に移す仕掛けを打っておいた方が良い。
銀行系のクレジットカードはオフショア積立投資など海外での引き落としにも目を光らせているが、ここには金融庁の教育・指導があるのかもしれない。
また、海外に持っていった余裕資金を日本に送金するのも面倒な時代になっている。
やはり、HSBC香港など海外の銀行を所有していないと自分の資産をコントロールし辛い時代になっているなと感じる。
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