海外オフショア投資を行う上で最も重要なポイントになってくるのはIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店の選定である。
IFAは契約から事後サポートまでを請け負う会社となっている。
オフショア投資のIFA選定で最も重要な判断ポイントはサポート力!
オフショア投資はIFAによって成績が同じ商品と異なる商品に分かれる。
例えば、生命保険やアニュイティと呼ばれる年金プランは生命保険会社の運用によって死亡保険金や解約返戻金、年金受給額が決まってくる。
なので、IFAによって数値に差が生じる事はない。
こうなると、IFAの選定はサポート力があるところを選ぶことが最重要となってくる。
他社に丸投げする事無く、満期まで自社で直接サポートしてくれるIFAを探し出し、直接話を聞いて契約すれば良い。
一方でIFAによって成績が異なるのはどのような商品だろうか?
これはSavings Planと呼ばれる運用商品で、ファンドオブファンズ型の金融商品がこれに該当する。
日本では海外積立、オフショア積立と呼ぶ人が多いようだ。
日本人が海外投資商品として最も多く契約しているのは、海外積立・オフショア積立商品と呼ばれるものだと思うが、こうした商品がIFAによって成績が異なるタイプの商品となっている。
IFAによって成績が決まると言うよりも、ファンド価値によってリターンが変わってくるのだが、このファンド選択は自分で行う事もできる。
自分ではなくIFAなどに一任する事も可能だが、こうなるとIFAで成績が異なってくることになる。
だが、どのIFAを選択しても、長期契約となればそれほど成績は変わらないと思う。
どのIFAも強い局面、弱い局面をこなしながら運用していくので、長い目でみればどこが成績が良いかは予想できないし、それほど変わらないと考えていた方が良いだろう。
短期的な思考ではなく、長期的なスパンで見なくてはならない。
積立投資の鉄則的な考えであるが、目先の数字だけを追ってしまうと、弱い局面に入ったIFAを追いかけてしまう展開になりがちなので注意が必要だ。
インターネットのコンテンツを見ていると、ここのIFAは成績が良いとか、ここのIFAは成績が悪いとか書かれていたりするが、色々な人に実際の結果を見せてもらっているが、実際にはどこのIFAも大差がないと思う。
紹介者・仲介会社と呼ばれる人たちが、一部分を切り取って自分が関わるIFAの成績を良く見せていた利する事がある。
また、比較の対象が異なり差が出ているように見せるケースもある。
例えば、円建とドル建で比較するケース。
ここの数年の円安により、利回りは円安の方が良く出ているように見えるが、ドル建ての数字を円換算してみるとほとんど変わらなかったりする。
こうした商品を横並びで比較するのはとても難しく危険だなと感じる。
成績がより良いIFAを求めてIFAを移管(変更)する事も可能だが、何度も移管しているとその足跡が残ってしまうので、どのIFAからも受け入れを拒否されてしまう。
簡単にIFAを移管するとクライアントとしての信用度が落ちてしまうので、受け入れられ難い存在となってしまうのだ。
なので、何度も移管をすることはお勧めできない。
では、どのようなIFAを選定すべきかと言えば、やはりサポート力があるところとなってくる。
長期的に成績がそれほど変わらないと考えれば、サポートが良いかどうかに尽きる。
長期契約になるオフショア積立投資商品、サポートが杜撰であれば、そもそも契約を維持する事などできない。
どのような商品を選定するにしても、サポート力があるIFAにお願いする事は鉄則と言える。
☆ご質問やご相談、IFA=正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
海外積立・オフショア積立と呼ばれる投資商品はIFA=正規代理店と直接契約すべし!
日本人が契約できる海外積立・オフショア積立と呼ばれる商品と言えばRL360°かインベスターズトラストになってくると思う。
どちらも日本の金融庁に登録されていない商品なので、日本国内での勧誘・営業・契約などと言った取引行為は行えない。
これは金融商品取引法によって定められているのだが、販売側を規制する法律であり、契約する事自体は何ら問題のない行為となっている。
海外の保険会社が提供する商品であり、日本の金融商品取引法の観点からも日本国内にそのIFA=正規代理店は存在しない。
海外にあるIFA=正規代理店に直接連絡して契約する事になる。
海外のIFA=正規代理店と聞くと怖気づいてしまう人もいるかもしれないが、日本人スタッフがいる海外IFAもある。
日本人スタッフがいるIFAで、日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選ぶ事が重要だ。
今はZOOMなどのウェブ会議システムが一般化しているので、海外に渡航する事無く、IFAの日本人スタッフと自宅で日本語で商品概要を聞くことが出来る。
契約も日本にいながら可能となっていて、毎月の積立金もクレジットカードでの引き落としに対応しているので、海外に渡航する事無く契約までを行える。
問題は、自らの責務を全うせずにどこかの誰かに契約やサポート業務を丸投げしてしまうIFAがある事だ。
紹介者や仲介会社と呼ばれていたりするが、日本にいるそうした人たちは先ほど説明した金融商品取引法に抵触する可能性が高い。
販売側が規制されているだけで購入側は法的に問題ないとはいえ、法的知識が乏しい人を通して契約すべきではない。
金融庁や財務局から業務停止命令を受けた仲介会社もあったりする。
こうなると、購入側は合法であるとは言え、契約者リストなどが金融庁や財務局に流れてしまう可能性があり気持ちが良くない。
法的に問題がある人に個人情報などを提供すべきではないのだ。



紹介者や仲介会社はコンプライアンスの意識が高くないので、何とかして契約させようと躍起になっている。
商品知識が浅いので正しく商品概要を説明できない人が多い一方で、話を盛った営業トークをしてしまう人もいたりする。
インターネットで自分が関わるIFAの事を良く見せ、自分が関わらないIFAや商品については悪く書く人もいたりするのがその象徴と言える。
商品知識が浅いだけでなく狭いので、とある商品の説明しかできないのだ。
サポートには熱心に慣れないので適当な扱いとなり、最悪のケースでは音信不通となってしまう事もある。
こうした事から、紹介者や仲介会社と通して契約した結果、契約数年後に後悔してしまう人もいたりするのだ。
オフショア投資商品は日本にはない優れた特性を持ったプランが多い。
だが、原理原則に従って契約しないと、その恩恵を受けられない。
オフショア投資での原理原則とは、海外にあるIFA=正規代理店に直接連絡して直接話を聞いて、直接契約する事に尽きる。
自分の予算や考えなどを伝えることによって、自身に合致した商品プランを案内してもらえる事だろう。
インターネットのコンテンツは何が合っていて何が間違っているか分かり辛い。
そうであれば、日本人を受け入れているIFA=正規代理店に連絡して、その中から自身の肌感覚で選んでみれば良いと思う。
日本人を受け入れているIFAは数多くないので、それほど負担になる作業ではないはずだ。

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