生命保険は一般的に死亡保険金の受取人を複数人で設定する事もできる。
だが、海外の保険会社が提供する商品では保険証券そのものを複数に分割できるプランもあったりする。
海外の保険商品で証券分割が可能なプランの使い方とは?
遺産相続で揉め事が起こるとはよく聞く話であるが、そうならない為に事前に受取人を設定しておき、その比率までを決めておけば相続が争族となる事を避けられるだろう。
しかし、遺産額が大きければ相続税の対象となってしまう。
相続税の対象から逃げる為に行える対策の一つとして、保険証券を贈与する事が挙げられる。
生命保険は契約者を変更しても贈与税の対象とならないのだ。
この際、日本の保険商品であれば一つの保険証券をお子さんやお孫さんに名義変更する事になるので、誰の名義にするかで揉めるかもしれない。
だが、海外の保険商品で証券を分割できればお子さんやお孫さんの人数に合わせて分ける事ができるので、揉め事を防ぐ事ができる。
分割してお子さんやお孫さんに引き継がれた証券は、死亡保険金や解約返戻金を受け取った際には課税対象となるが、日本の保険と違い、運用により死亡保険金は年々大きくなっていく。
解約返戻金も利回り4%程度で運用されているので、契約後10年ほどで支払い保険料を上回る損益分岐点を迎え、その後は18年で資産が2倍、36年で資産が4倍と資産価値が向上していくのだ。
税金を支払ったとしても、それなりのお金が遺るはずだ。
また、海外の保険では契約者だけでなく被保険者も変更可能な証券がある。
そうした証券の場合、子子孫孫に亘って証券=資産を承継できるメリットがある。
更に、こうした特徴を持った保険で法人契約が可能な商品もある。
法人であれば役員退職金構築目的で契約し、役員の人数に合わせて証券を分割するという方式が取れる。
役員の人数に合わせて何本も保険を契約する必要がないので、効率的である。
今回紹介した特徴(契約者や被保険者を何度でも変更可能、証券の分割可能)を持った保険商品とは、サンライフ香港社(Sun Life Hong Kong)が提供しているステラ(Stellar)という商品である。
こうした特徴を持った保険商品に興味がある人は、香港にある正規代理店に直接問い合わせて商品概要を聞いてみたり、シミュレーションを出してもらえればと思う。
香港の正規代理店と言えど日本人スタッフが在籍しているところもあるので、日本語でやりとりする事が可能である。
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