英国のHSBCが毎年行っている海外駐在員の生活調査レポートが発表された。
外国人にとって住むにも働くにも素晴らしい環境が揃う国のランキングで、日本は33ヶ国中32位となっている。
日本での収入・子育て(教育)は駐在員からの評価が低い!
このランキング、【暮らし部門】【仕事部門】【子育て部門】の3つのカテゴリーに分けられており、各々更に細分化された評価がされていて、それらを合わせて総合ランキングが作られている。
日本の評価は以下の通り。
(調査に必要な最低サンプル数を満たした国・地域だけがランキングの対象で各々33ヶ国)。
暮らし部門 | 15位 |
生活の質 | 13位 |
心身の健康 | 20位 |
充実度 | 18位 |
コミュニティの文化度と受容性 | 26位 |
政治的安定 | 6位 |
定着の容易さ | 32位 |
仕事部門 | 30位 |
収入 | 33位 |
手取り収入 | 19位 |
経済的安定 | 13位 |
昇進 | 19位 |
成長の可能性 | 16位 |
ワークライフバランス | 33位 |
子育て部門 | 33位 |
友達作り | 32位 |
教育 | 33位 |
学校 | 24位 |
政治が安定していて危険な事はほぼない日本なので、暮らし部門は15位であるが、仕事や子育ての評価は著しく低い。
(とはいえ、暮らし部門も33ヶ国中15位なので評価が高い訳ではない。
食事の美味しさだったり、公共交通機関の正確性などもあれば順位は上がると思うが、それらは生活の質に含まれているのだろうか?)
仕事や教育で日本の評価は高くないだろうなと思っていたのだが、数字で表れると改めてそうなんだと認識できる。
仕事や収入は今の日本の状況を表し、教育は将来の日本を表すと思うが、今も未来も明るくないのが日本なのかなと感じる。
今後、人口減少・少子高齢化が進み内需が小さくなっていく日本、そもそも海外の企業が日本に駐在員をどれだけ送り込んでくれるのだろうか?という疑問も生じてしまう。
今回の調査、総合ランキングは以下のようになっている。
1位 | スイス |
2位 | シンガポール |
3位 | カナダ |
4位 | スペイン |
5位 | ニュージーランド |
6位 | オーストラリア |
7位 | トルコ |
8位 | ドイツ |
9位 | アラブ首長国連邦 |
10位 | ベトナム |
11位 | バーレーン |
12位 | マン島 |
13位 | ポーランド |
14位 | アイルランド |
15位 | 香港 |
16位 | マレーシア |
17位 | フランス |
18位 | インド |
19位 | ジャージー |
20位 | スウェーデン |
21位 | メキシコ |
22位 | タイ |
23位 | アメリカ |
24位 | フィリピン |
25位 | ガーンジー |
26位 | 中国 |
27位 | イギリス |
28位 | イタリア |
29位 | サウジアラビア |
30位 | 南アフリカ |
31位 | インドネシア |
32位 | 日本 |
33位 | ブラジル |
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