2019年9月4日、香港行政長官であるキャリー・ラムが逃亡犯条例改正案を正式に撤回する事を撤回した。
その直後に香港に渡航してきたのだが、今の香港がどのような状況になっているのか、肌で感じた状況をレポートしたい。
街中の人は少ないが、香港金融は変わらぬ形で進行中!
私は年に3回程度、香港に渡航している。
前回は2019年6月であり、ちょうど今回のデモが始まった頃であった。
3ヶ月が経ち、逃亡犯条例改正案も撤回されたが、未だにデモは続いている。
と言うのも、五大要求のうちの一つが達成されたに過ぎないからだ。
①逃亡犯条例改正案の撤回
②デモを「暴動」とみなす政府見解の取り消し
③デモ逮捕者の釈放
④警察の暴行を調査する独立委員会の設立
⑤民主的選挙で指導者を選ぶ普通選挙の確立
こうしたデモの影響で、街中を歩く人は少なくなっているように感じた。
いつもは長蛇の列となっている飲食店もスムーズには入れてしまった。
学生は大学に行かず、仕事をさぼる若者もいるようだが、先の見えない社会でのうのうと生活する考えは彼らに ないようだ。
飲食店などの売り上げは半減しているところもあるようだが、それでもデモをサポートする経営者が多かった。
日本人からするとデモは怖いと感じるかもしれないが、そうではなく、民主主義を得るために戦っているのであり、この空気は吸っておいて損はない。
民主主義のようで社会主義のような国に住んでいる日本人にとって、香港のデモで感じる事は少なくないはずだ。
香港は今回のデモに限らず、2014年の雨傘革命などデモは頻繁に行われている。
今回のデモの五大要求が通ったとしても、今後も何かの拍子にデモが行われると思う。
それでも、今回のデモは過去のものとは比較にならないレベルであり、今しか感じられない空気が香港にはある。
香港のデモは危険かと言えば、全くそんな事はない。
どこでデモを行っているかはインターネット(ツイッター)などで検索でき、そこに積極的に近づいて参加しなければ安全と言える。
黒い服を着ていくとデモ参加者と間違えられる危険性があるが、もちろんデモが行われていない場所で黒い服を着ていたからと言って突然襲われる心配もない。
(私は念の為に黒い服は持っていかなかった。)
空港でデモが行われたら離着陸できないかな、とそれだけを心配であったが、今は空港の中でデモをしたら即逮捕になるようで、飛行機(空港)も問題なく運航している。
空港に入るには、航空券とパスポートを提示しなくてはならず、空港の中も人が少ないのが印象的であった。
(新商品を上市した事もあってか、セントラル駅ではサンライフ社が多くの広告を出していた。)
このブログを読者が一番気になっているのは、今後の香港金融の行方だと思う。
デモが起こっていても、香港金融は変わらぬスピードで動いている。
デモは中国共産党との戦いかもしれないが、香港金融は中国自体が活用しているものであり、香港金融そのものを中国共産党が潰しに来るとは考え辛い。
将来的に何かあったとしても、契約した証券が紙切れになる事はないだろう。
これまで多くの保険会社が日本居住の日本人の新規受け入れを停止してきたが、それでもそれまでに契約した証券はしっかりと守られているように、香港で契約した証券が紙くずになる事は考えられない。
今は観光やビジネスで香港を訪れる人が減っている事もあってか、香港のホテルは通常の1/2~1/3の料金で泊まる事ができる。
HSBC香港の口座を開設する人も減っていると考えれば、開設しやすい状況になっているかもしれない。
また、IFAに訪れる人も少ないと思われるので、じっくりと話をしたいのであれば、今香港に渡航する事をお勧めしたい。
何度も書くが、デモに積極的に参加しなければ安全であり、今の香港の空気は今しか感じられないので、時間が確保できるのであれば、香港に渡航する事をお勧めしたい。
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