資産運用を考える際、「インフレ」「物価上昇」を頭に入れておかなくてはならない。
それ以上の数字にならなければ、資産価値は目減りするからだ。
日本国内の生命保険はインフレに対応できていないが、海外の生命保険はインフレ対策されている!
生命保険を契約する際、気にするのは支払い保険に対しての死亡保障額と解約返戻金だと思う。
日本の生命保険の場合、契約時に決定した死亡保障額は基本的に一定である。
外貨建ての場合、変動する事があるが、マイナスになるリスクもある。
解約返戻金も満期近くにならないと支払い保険を超える事はなく、そもそも貯蓄性は乏しい。
死亡保障が契約時と一定であれば、物価が上昇していった際にその価値は目減りしてしまう。
仮に物価が2倍になったら、その価値は半分になってしまうからだ。
今まで1万円で購入できていたものが2万円になったら、2万円で2個購入できたいたものが1個しか購入できなくなってしまうと考えれば分かりやすいだろう。
死亡保障額が一定であると、インフレ・物価上昇に対応できないのである。
日本の生命保険は「早く死ななきゃ意味がない」と揶揄されているのはこうした理由からである。
海外の生命保険の場合、死亡保障額も解約返戻金も運用によって徐々に上昇していくシステムになっている。
つまりはインフレ対策がされているのだ。
海外の金融商品の証券を持つ事になるので、日本円そのものに対するリスクヘッジにもなる。
日本円の価値が下がったとして、外貨で証券を持っているので、その価値が下がる事はない。
インフレヘッジ、日本円に対するヘッジとリスク対策が十分に効いた商品となっている。
長生きして長期間証券を維持すると、それだけ複利で運用がされるので、死亡保障も解約返戻金も大きなものになっていく。
もしもの時だけでなく、年金など老後資金を構築する事もできる。
長寿に対応した商品となっているのだ。

日本では年金2,000万円問題というのもある。
老後資金は公的年金だけでは足りず、自己資金で2,000万円が必要という問題。
この2,000万円も算出された当時の金額であり、インフレ・物価上昇によりその額は上がっていくはずだ。
年金自体も制度が維持できるとは思わないので、年齢が若ければ若いほど、2,000万円という数字では到底足りなくなってくる。
日本で老後を豊かに過ごすには自助努力が必要となるが、日本国内で努力しても無理があるので、努力する場所は選ばなければならない。
報われない努力をしていたら意味がないどころか、時間もお金もとても勿体ない事になってしまう。
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