日本居住の日本人も受け入れている、オフショア金融センターの保険会社であるサンライフ香港社(Sun Life Hong Kong)。
ライフブリリアンス(Life Brilliance)という生命保険商品が有名だが、2023年にサンプロテクト(SunProtect)、サンガーディアン(SunGuardian)という2つの生命保険が上市された。
この3商品の相違点を比較してみたい。
サンライフ香港のライフブリリアンスは貯蓄型生命保険、サンプロテクトとサンガーディアンは死亡保険金重視の生命保険!
先ず最初に言えるのは、ライフブリリアンスは貯蓄性も備わった貯蓄型生命保険であり、サンプロテクトとサンガーディアンは貯蓄性は乏しく死亡保険金(保障)重視の生命保険である。
40歳非喫煙男性がこの3商品を契約した時の解約返戻率(貯蓄性)について比較してみたい。
ライフブリリアンス | サンプロテクト | サンガーディアン | |
10年目 | 86.6% | 115.0% | 122.9% |
20年目 | 212.2% | 166.9% | 169.4% |
30年目 | 355.9% | 255.3% | 234.6% |
40年目 | 586.7% | 368.6% | 336.4% |
50年目 | 941.4% | 579.4% | 477.5% |
ライフブリリアンスは5年払い、サンプロテクトとサンガーディアンは6年払いの結果である。
確定部分と非確定部分(運用部分)の合計を支払保険料で割った数字だが、損益分岐点を超えるのはサンプロテクトとサンガーディアンの方が早いが、長期間据え置く事でライフブリリアンスの解約返戻金はとても大きくなっていく事が分かる。
また、ライフブリリアンスには一部引き出し出来る部分があるが、サンプロテクトとサンガーディアンは一部引き出しが出来ない設計になっている。
その為、貯蓄性や契約途中での一部引き出しを考えるのであれば、ライフブリリアンスを契約した方が良いと言える。
次に、死亡保険金について見てみたい。
ライフブリリアンス | サンプロテクト | サンガーディアン | |
10年目 | 300.3% | 765.4% | 518.3% |
20年目 | 441.8% | 817.4% | 652.7% |
30年目 | 584.4% | 417.9% | 723.4% |
40年目 | 784.9% | 531.3% | 792.8% |
50年目 | 1081.5% | 742.1% | 874.4% |
解約返戻金と同じようにライフブリリアンスは5年払い、サンプロテクトとサンガーディアンは6年払いの結果であり、確定部分と非確定部分(運用部分)の合計を支払保険料で割った数字をまとめている。
20年目までを比較するとサンプロテクトが優位である事が分かる。
これは、サンプロテクトには20年目までは死亡保険金が倍になるという特性があるからだ。
30年目以降はライフブリリアンスが優位となっている。
いつ死ぬかを予測するのは困難であり、貯蓄と保障のバランスが取れたライフブリリアンスが人気となるのが良く分かる。
30代・40代で現役中にもしもの事が起こったらと考える人にはサンプロテクトを選択するのも有りかと思う。
では、どんな人がサンガーディアンが選ぶのかと言えば、この商品には認知症になった時に死亡保険金を受け取れると言うオプションがある。
このオプションが特徴的なのだが、日本で認知症と診断された後、どのようにサンライフ香港で手続きを取るのかは前例がない為に今のところ不明である。
(リンク・サンガーディアン)
サンライフ香港の保険商品は香港にある正規代理店が契約からサポートまでを請け負う事になっている。
香港にある正規代理店と言えど、日本人スタッフが在籍していて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところもある。
サンライフ香港の保険商品に興味がある方は、そうした正規代理店に直接連絡して、どの商品が自身の予算や考え方に合致しているかを聞いてみてもらえればと思う。
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