20世紀末の日本版金融ビックバンにより、日本人が海外の金融商品を購入する事が合法化された。
その後、2010年頃に第一次(!?)オフショア投資ブームがあり、その当時はヘッジファンドも多く扱われていたが、今ではヘッジファンドの話はほとんど聞かなくなった。
ヘッジファンドはリスクリターンが合わない!?
ヘッジファンドとは何だろうか?
wikipediaによると・・・
金融派生商品など複数の金融商品に分散化させて、高い運用収益を得ようとする代替投資の一つ。
この文章だと何の事やら意味が分からないと思うが、簡単に書けば、市場の上下動に関わらずどんな手を使ってでも利益を生み出す事を目的にした投資商品と言えばイメージしやすいかもしれない。
そんな商品があれば興味を持つかもしれないが、やはり勝ち続ける投資商品を生み出すのは困難だ。
wikipediaにも「機関投資家らが1990年代に高い運用成績を残したが、近年では世界金融危機後の不振が目立つ」と書かれている通りで、最近は話題にすらならないような気がする。
ハイリスクハイリターンな投資商品と言えるので、あまりお勧めもできない。
それでも、どこかでヘッジファンドの話を聞いた人がヘッジファンドに興味を持って私に質問してきたりするのかなと思う。
⇒ ご質問やご相談等はこちらから。
ヘッジファンド or 積立投資 or 一括投資型保険商品、どれが良い?
2010年のオフショア投資ブームの際、ヘッジファンドと共に多くの日本人が契約したのがSavings Planと呼ばれるオフショア積立投資、海外積立投資商品である。
当時はほとんどの人がフレンズプロビデント社の商品を契約していたと思うが、フレンズプロビデント社は2012年に日本居住の日本人の新規受け入れを停止してしまった。
そして、現在ではRL360°社やインベスターズトラスト社が提供する積立投資商品を契約する人が多いのかなと感じる。
こうした海外積立投資の場合、時間や投資先を分散させてドルコスト平均法も活用できるので、リスクを軽減させてリターンを求めていける。
日本居住の日本人の場合、クレジットカードを活用して海外に資産を移転して資産構築がしていけるツールとしても有効だ。
2010年頃のオフショア投資ブームで「ヘッジファンドと積立投資はどちらが良いのか?」などと言った議論があったかどうかは記憶の片隅にも無いが、そうした議論があったとして、10年以上が経った今考えてみれば、積立投資の方に軍配が上がるだろう。
ほとんど話題の対象にすらならなくなったヘッジファンドに対して、「まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。」の投資の格言からしても、積立投資は王道な投資手法だと言う事が分かる。
それなりのまとまった資金があり、一早く資産フライトしたいと考える方はヘッジファンドのような一括投資商品に興味を持たれるかもしれないが、ヘッジファンドでなくても一括投資商品は存在する。
サンライフ香港社が提供する養老年金保険(貯蓄型保険商品)であれば、長期的に利回り6~7%で運用されるので、資産価値がとても大きくなっていく。

この商品であれば、以下のようにリターンがシミュレーションされている。
◆10年目:140%
◆15年目:191%
◆20年目:279%
◆25年目:394%
◆30年目:551%
とても大きなリターンだと思わないだろうか?
利回り6~7%での複利運用となると、将来的にとても利益が大きくなっていく事が分かる。
ヘッジファンドの話を聞いた人はどれほどのリターンと説明を受けたのだろうか?
利回り10%?20%?、もしかしたらそれ以上に大きな数値かもしれない。
だが、ファンドなどでマイナスとなってしまったら意味がない。
今回ご紹介した商品は保険なので、マイナスになる事はないのも大きなメリットと言えるだろう。
(為替差益でのマイナスは考慮していない。)
サンライフ香港社は設立から100年以上が経っている歴史ある保険会社であるが、そうした信頼感ある保険会社が利回り6~7%で運用してくれるとなると、ヘッジファンドの話が薄れていくのも仕方ないのかなと感じる。
また、ヘッジファンドだと単なる投資商品となってしまうが、このサンライフ香港の商品の場合は被保険者を何度も変更出来たり、証券を分割できる特性も持っている。
そうした機能を活用する事で相続・資産承継対策プランとしても活用できるので、優れた商品と言えるだろう。
⇒ ご質問やご相談等はこちらから。
海外の金融商品や保険商品は海外にあるIFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートを請け負う事になっている!
ヘッジファンドにしても、積立投資商品にしても、一括投資型の保険商品にしても、日本の金融機関や保険会社が提供できないようなプランを提供しているのが現状だ。
海外のこうした金融商品や保険会社に興味を持ったとしたらどのようにすれば良いのだろうか?
海外の金融商品や保険商品のプロバイダー(保険会社等)は自社で直接クライアントを受け入れてはおらず、IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店を介して契約してアフターサポートを受ける事になっている。
IFAは総合代理店となっていて、多くの保険会社と提携していて、クライアントの予算や考え、家族構成などを基にクライアントに合致した商品をプランニングする役割も担っている。
なので、海外の保険会社や商品プラン、ポートフォリオに興味を持ったならば、IFA=正規代理店に連絡する事になる。
だが、海外の金融商品・保険商品を取り扱うIFAとなるので、国内にIFAは存在し得ない。
その為、海外にあるIFA=正規代理店に連絡する必要が出てくる。
そう聞くと怖気づいてしまうかもしれないが、海外のIFAと言えど日本人スタッフがいるIFAもある。
日本人と日本語でやり取りできるので安心だ。
今はZoomなどのウェブツールも発達しているので、海外に渡航する事無く、自宅にいながらIFAとやり取りできる便利な時代となっている。
商品の契約も日本にいながら可能なものが多く、拠出金や保険金の支払いも銀行口座送金やクレジットカードでの引き落としで可能なので、全て日本にいながら完了できる。
日本円の価値が落ちている状況だが、そうした状況で日本に無駄に余裕資金を置いていても意味がない。
日本円を放置しておくと資産価値がどんどん目減りしていってしまうが、資産保全・資産価値向上の目的を果たす為にも、海外の金融商品や保険商品は有用と言える。
IFAとしてのライセンスや資格はどのようなものかと言えば、IFAが籍を置いている国の保険当局や金融庁に登録されているかどうかとなってくる。
例えば香港であれば、保険業を管理監督する機関として「香港保険業監管局」=”Hong Kong Insurance Authority“があり、「金融庁」として”Securities & Futures Commission of Hong Kong“が存在する。
当局のサイトでIFAの登録を確認してもらいたいが、直接IFAに質問すれば登録番号などを教えてくれるはずだ。
中にはIFAのように装っている会社もあったりするので要注意。
ライセンスをしっかりと有した日本人スタッフがいる海外IFAで、日本居住の日本人の受け入れ実績が豊富なところを選んでおけば安心できるはずだ。
自社で責任持って直接クライアントと向き合ってくれるIFAは少ないのだが、そうしたIFAを選んで安心安全に資産運用を行ってもらいたい。
⇒ ご質問やご相談、IFA=正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント