私への問い合わせで「これって詐欺ですか?」という質問も多い。
詐欺と思った場合は「その案件への参加を止めた方が良いですよ。」と説明するのだが、素直に応じる人と頑として受け入れない人とに層別される。
投資詐欺に洗脳される前に相談してほしいがそれは無理なのかも⁉

私のところにやってくる投資詐欺の相談で多いのは、最初から運用などされておらずポンジスキームでお金を回しているだけと思われるケースの質問。
日本人が海外を利用して日本人を騙すケースのほとんどがこのパターンと言える。
投資なので、投じた資産が目減りしたりする事ももちろんあるが、端から運用をしていなければそれは騙しである。
海外を利用した投資詐欺、多くはパターン化している。
海外なのにお客さんが日本人だけとか、円建てとか、契約書が日本語だとしたらそれは怪しいと感じてほしい。
そして月利や日利と言われたら、その人からは距離をおこう。
毎月安定的にリターンを出せる案件など有り得ない。
新規のクライアントから集めたお金を既存のクライアントに放出している事が多く、どこかのタイミングで綺麗にスパッと終わってしまう。
相談された案件がこうしたケースであれば、「止めた方が良いですよ。」と忠告するのだが、直感的な割合で半分くらいの人は素直に止めるものの、残りの半分くらいの人は止める決断をしない。
「投資詐欺ではないですか?」と質問してくるものの、おそらく「投資詐欺ではないから大丈夫ですよ。」という答えを求めているだけのような気がする。
第三者からの回答で安心したいのだろうが、そうでない回答が返ってきた時点で私の回答は頭の中からデリートされているのだと思う。
そして、異なる誰かから「投資詐欺ではないから大丈夫ですよ。」という回答をもらう為に行動をし続けるのかなと予想する。
こうなると、洗脳である。
ネットワークビジネス・MLMをやっている人に止めた方が良いと言っても聞き入れられないのと同じだ。
どこかのタイミングで痛い目に遭ってから「しまった!」と思うのだろうが、そのタイミングでは時既に遅し。
契約後ではなく契約する前、もっと言えば洗脳される前に相談してきてもらいたいと思うのだが、そのタイミングばかりは私には計れない。
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