海外積立投資やオフショア積立投資と呼ばれる商品にはWhole Life(WL)と呼ばれるタイプとCapital Redemption(CR)と呼ばれるタイプの2種類があるのはご存知だろうか?
この2つの商品、契約者死亡時の取り扱いが異なっている。
海外オフショア投資商品は死亡時の取り扱いを確認しておくべし!

日本居住の日本人が契約している海外オフショア積立投資商品、古くはフレンズプロビデント(Friends Provident International)が提供している商品に契約してる人が多かったが、フレンズプロビデントが2012年に日本居住の日本人の受け入れを停止して以降は、RL360とインベスターズトラスト(Investors Trust Assurance SPC)が提供する商品を契約する日本人が増えている。
各社、WL型とCR型を提供しているが、今現在、RL360°は日本居住の日本人に対してはCR型しか提供していない。
WL型とCR型の2つで何が違うかと言えば、契約者死亡時のお金の流れが異なるのが最も大きな違いと言える。
WL型は契約者死亡時に時価総額+αの金額が受取人(受益者)に渡る。
+αは+1%である事が多く、時価総額の101%が死亡時に受け取れるので101型と呼ばれていたりする。
WL型を契約した人は契約時に死亡時受取人の設定をしているはずだが、どうなっているか気になる人は確認しておく事をお勧めする。
一方、CR型にはこうした機能は付いていない。
では、契約者が無くなった時にはどうなるかと言えば、共有名義人がいれば共有名義人が商品を継続する事になる。
共有名義人が商品プランを理解していれば問題ないが、理解していないと積立を継続できなくなるので、何となく共有名義に誰かを入れるのではなく、共有名義に名を連ねるのであれば、しっかりと商品を理解しておかなくてはならない。
もちろん、この時点で遺された共有名義人が商品を解約して返戻金を受け取る事は可能。
(解約手数料を差し引いた金額が受け取れる。)
共有名義人がいない場合(運悪く共有名義人が同時に無くなってしまった場合)にどうなると言えば、相続人が商品を承継して継続するか、解約して返戻金を受け取れる。
解約して返戻金を受け取りたいと考える人が多いと思うが、海外の商品が故に公的(法的)に相続人を確定させる事からスタートし、実際に解約返戻金の受け取りができるまでには時間も費用もかなり掛かる事になる。
1年以上要する事もあり、100万円を優に超える費用が掛かってくるはずだ。
(WL型でも死亡時受取人を設定していないと、同様に時間も費用もかかる。)
こうした煩雑な流れを回避する方法はもちろんある。
とある設定をしておけば良いのであるが、こうした話を理解していて、事前にどのような準備をしておけば良いかを説明できる代理店は少ないように感じる。
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