「つみたてNISAと海外積立のどちらを選択するかで悩んでいます。」という質問が度々やってくる。
最終的には個人の判断となるが、積立額が一つのボーダーになるのかなと感じる。
つみたてNISAの非課税枠のメリットはどれほどか?
つみたてNISAに興味がある人は非課税枠を中心に見ていると思う。
年間40万円までの投資分に関しては、その利益分は非課税となる。
「40万円÷12ヶ月=33,333円を毎月つみたてNISAで投資しようと考えていますが、どうお思いますか?」と聞いてくる人までいるが、非課税枠だけを気にするのであれば、その金額で毎年つみたてを行えば良いと思う。
ただし、40万円が毎年非課税になるのではなく、その投資額分で得た利益分が非課税になるので、利益を得なくてはそのメリットは得られない。
つみたてNISAでなくても、他の副業などと合算して雑所得分20万円までは非課税となる。
株式や投資信託だけを副業として考えるのであれば、つみたてNISAの非課税投資枠40万円で20万の利益を得なければ、つみたてNISAの口座開設をする意味はない。
そのリターンは150%となるが、非課税枠だけを気にしている人がそれだけの投資利益を得られるとは思えない。
また、損失が出ても繰越控除ができず、他の取引口座との損益通算も認められていない事を頭に入れておかなくてはならない。
更に言えば、毎年の非課税投資枠が決まっているので、複利という考えも使い辛い。
海外積立投資商品に所得控除はないが、税の繰り延べや資産移転・国際分散投資ができるメリットがある!
海外積立投資商品は所得控除はそもそも認められていない。
だが、RL360°が提供するRSP(Regular Savings Plan)などはラップ口座になっているので、ラップ口座そのものを解約したり一部引き出ししない限りは課税対象とはならない。
ラップ口座という口座内で金融商品を売買できるのだが、口座内で利益が出ても直ぐに課税されずに運用益を複利で投資していける税の繰り延べの効果を活用できる。
最終的に解約時に利益が出ていれば課税対象となるのだが、口座内の金融商品を売買して利益を得る度ごと(年毎)に課税されたり、損失分を繰り越しできない投資商品と比較すればメリットがあると言える。
また、海外積立投資商品は日本にいながら海外に資産を移す資産移転・資産逃避・資産分散・資産保全などができる。
投資利益以前に、これだけでも大きな価値があると言える。
ただし、海外に資産を移すことを考えると、チマチマ行っていても仕方ないので、それなりの額で行わなけばならないだろう。
少なくとも毎月500USD以上を積み立てられるのであれば、海外積立投資商品を選択すべきと思う。
つみたてNISAと海外積立投資商品RL360°の選択判断基準・分岐点とは?
私的にはつみたてNISAの非課税だけを見て、毎年40万円(毎月33,333円)で投資を行いたいと考えるのであれば、つみたてNISAを契約すれば良いと思う。
そうではなく、海外に資産移転しながら税の繰り延べ効果も活かせる国際分散投資を行いたいと考えるのであれば、毎月500USD以上でRL360°を契約すべきと思う。
どちらを選ぶにしても、積立投資商品という特性から継続できなければ意味がない。
継続できる人だけが選択すべき商品が「積立投資商品」と言えるだろう。
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