一昔前(2010年頃)にオフショア投資ブームがあった。
当時は日本で契約出来ない商品も多く、香港に渡航して金融商品を契約した時代。
香港で契約して香港で投資するから資産が隠せるといった話をする人もいたが、そうした時代でもなければ、そうした場所でもない。
資産保全・資産分散・資産運用の為に堂々と資産移転させればよい!
特に富裕層の方にとって、資産をどのように守っていくかを考える事は最重要課題となってくるはずだ。
日本に一極集中で資産を置いていてはリスクが高まるばかりである。
特に日本という国の将来性(人口動態や経済力)を考えていくと、日本円リスクに対処していかなくてはならない。
そこで、海外に資産を移して資産保全を実行する人も多い。
以前は脱税指南的に海外オフショアの金融商品を紹介する人もいたが、CRS(Common Reporting Standard=共通報告基準)など国際的にマネーロンダリングに対する規制が厳しくなっているので、財産隠しを目的に海外オフショアを活用する時代ではなくなっている。
純粋に海外のオフショア地域に資産を移して、資産分散・資産保全をすれば良いだけである。
香港など海外のオフショア地域は金融に対しての環境が整備されている場所である。
海外オフショア地域は小さな国土であることがほとんどで、一次産業・二次産業で国や地域を発展させる事は難しく、金融を発展させることで国や地域を成り立たせている。
外貨を集めるのもその手法の一つで、安全かつ利回りの良い金融商品を組成しやすい環境にすることで、海外からの投資資金を集められるようにしているのだ。
実際、海外のオフショア地域には日本とは比較にならないような金融商品がある。
生命保険をみても、利回りが1%に満たない商品しかない日本に対し、海外では4%程度で運用されるものもある。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!)
また、保険証券を担保に融資を受けられる商品もあるが、融資=貸付(借金)なので、融資で現金を受け取れば課税対象とならず節税できる商品もある(以下コンテンツ参照↓)。

財産隠しではなく、こうした商品が提供されている場所に資産を移せば、金融の環境が整っているので資産は守られ、守るだけでなく運用によって資産を増やしていけるメリットがあるのだ。
生命保険だけでなく、資産承継に対応した貯蓄型保険などもあり、相続としても活用可能だ。
海外に5,000万円を超える財産を有する場合は、国外財産調書を税務署に提出しなくてはならないが、堂々と提出して資産を保全すれば良いと思う。
国内に放置して多額の税金を徴収されるよりも、海外の利回りの良い金融商品で資産を増やしておけば、支払うべき税金を十分にカバーできる事だろう。
富裕層の方はどのように資産を守るかを血眼になって考えていると思うが、守りながら増やす、攻撃は最大の防御的な発想で海外オフショアの金融商品を活用する事が対策案となるはずだ。
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